イエスの喜びと満足のために☆

シカゴにおいて聖職者から「どのような礼拝と働きが最善か」との質問をうけ、わたしはこう答えた。

 「どんな形をとるにせよ、中心となるのは霊と真実において神を礼拝するということです。東洋では礼拝の場所に入るときには靴を脱ぎますが、西洋では帽子を脱ぎます。しかし、霊と真実は帽子にも靴にも、足にも頭にも頼るものではなく、心に頼るものです。働きについて言えば、人間のとりきめではなく神の呼びかけに頼るのが一番良い。

各教派は他の派の欠点ばかりをあげつらうのに時間を費やすあまり、肝心かなめの生けるキリストを置き去りにしています。一番大切なことは、この生きたキリストの真実な証人になり、自分の実体験から人に証するということです。神は偽りの証しも「悪霊の教え」も求めてはいない。こんな証をする人は、自分を益するより害しているのです。キリストについて知っているというだけでキリストそのものを知らない人間が、異言を話すような事もあるでしょう。しかし、キリストを個人体験したものにしか真実な証はできません。」