ヒデブロ

前回書いたとおり、SEとしての採用されているにも

関わらず、派遣として他社に行ったり

自社内でも、ずーと開発しか携われないという

ことが、この業界では存在します。

では、そのような会社に入らないためには

就職活動どのようなことを気にすべきなのか

私が、就職活動で使っていた見分けかたを

書き示したいと思います。


1.　一人当たりの売上高を計算すべし。

システム設計開発関連をしている会社はよくSIerと言われます。

これらの会社の売り上げ高の原価は、基本として

システム開発をした人に支払う金額です。

と言うことは、一人当たりがどれだけ売り上げを

取ることができたかが非常に大事になってくるわけです。

要するに次の計算が基本的には成り立つということです。

会社の儲け＝　売上高　－　原価(従業員に支払うお金)

よって、一人当たりの売上高が低いと、他社へ派遣に行ってる

または、自社でプログラマのみをしている確率が高くなります。

では、一人当たりの売上高はいくら以上が安全圏と言えるのでしょう？

私が思う安全圏は2000万円以上です。

ではある会社を取り上げ考えてみます。

●東京コンピュータ○ービス

　　売上高　326億円　従業員　2400人です

　　326　÷　2400　＝　約1350万円　となります。

　　この会社は、ある掲示板では派遣派遣と叩かれている

　　会社ですね。(実際は知らないですが)

　　怪しく感じますね。

●エヌ.ティ.○ィシステム開発

　　売上高　88億円　　従業員　1100

　　88億円　÷　1100　＝　880万円

　　この会社も、ある掲示板では悪名高く有名ですね。
　　
　　一人当たりの売上高が880万円で、給料、税金、利益

　　どうやって捻出してるんでしょうね～

○伊藤忠テクノサイエンス

　　売上高　2456億円　　従業員　3400人

　　2456億円　÷　3400　＝　7220万円

　　SIerの中では上位のテクノサイエンスです。

　　一人当たりの売上高は上の会社とは比べ物に

　　ならないほど高いですね。

　　SIerの上位に食い込むこのような会社は、

　　大きなシステム開発案件を、元請で受注し

　　会社内で開発する場合、ほとんどを派遣の人に

　　委託する、または会社外に出して全てを作ってもらい

　　おいしい仲介料の部分のみをいただく等を

　　しているため、売上高が突出して高いのです。

　　(テクノの場合、ハードを売ってるから高いのもあるんですが。
　　　それを除いたとしても相当高い金額になります。)

　　このように、SIerの会社を見る場合、一人当たりの売上高

　　が非常に高くなるわけですね。

　　私が、就職した会社は、一人当たりの売上高2200万円程度です
　
　　派遣が多くおります。しかしながら一部、出向もしているんですね。

　　この業界トップのコンサル会社にフロアを借り切って

　　仕事をしているんですね(受託開発とほぼ同じといっていいのかな。)

　　しかし、ほとんどを自社内でやっています。

　　そして、開発に携わるのは2～3年以内です。

　　とにかく技術の基礎を固め、設計や提案などの
　　
　　上の工程に早く移るように指導されています。

2.　採用人数が多い会社は危ない

　　システム会社の採用活動で多く目にしたのは

　　500人しかいない会社が、採用人数70人とか
　　
　　1000人の会社が採用人数120人等々です。

　　割合的に10％を大きく超えて採用してるんですね。

　　こういう会社は、毎年それに近い人数

　　退職している人がいるという会社が多いと思います。

　　(就職四季報にも離職率は書いてますが、あのデータ、
　　私は信じていません。嘘をだしている会社が多々ありとみてます)

　　実際、そのような会社に入った友達がいるのですが

　　聞いたところ、研修内容がひどく、ついていけず辞めていく

　　人が多いとのことです。多くとって、仕事ができる人だけを

　　残す・・・そんな酷なことをしている会社もあるのです。

　　ですので、気にいった会社が採用人数が明らかに

　　多いと感じたとき、なぜこんなに採用人数が多いのか

　　とよく考え、調べる必要があります。


1,2をよく頭にいれて、会社探しをすれば

間違って派遣＆プログラマ専任の会社に

入ることはないのではないでしょうか・・・