あたり前　という　奇跡　　今ここ　という　光　　　　　

時間　なんて　

最初から　無かった


一日前の　「今」を

「昨日」と呼び

一日あとの　「今」を

「あした」と　呼んでただけ


過去が　記憶の中にしか　残存しないのなら

未来が　想像の中にしか　存在しないのなら

未来も　過去も　

今　ここの　思考の中にしか　ありえない


自然は　過去を　知らない

細胞は　未来を　識らない


こうしている　今も

時空の　中心は

宇宙の中心と　僕の中心を貫き


放射状に　脈動する

ひとつの　分かち難い　構造体として

ただ　今　ここに

存在し続けている


移ろうことも無く・・・

流れることも無く・・・


ただ

その　無辺大の　表面を

僕らの　思考だけが

僕らの　意識だけが


流れていく・・・

移ろっていく・・・





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