テーマ:政治について(20219)
カテゴリ:医療問題について
「医療費が財政を圧迫している!」と言われているが、日本の医療費は決して高いわけではありません。 むしろ、世界の水準から見れば、安いのである。
GDPに対する総医療費の割合は、日本は8.0%でOECD 30ヶ国中18位であり、それにもかかわらず平均寿命では世界一位であり、乳幼児死亡率の低さも世界トップクラスです。 日本の医療を支えていくためのコストがいくらかかるのかという議論がほとんどされていないのは残念でなりません。 外山斎参議院議員が『外来管理加算問題』をブログで取り上げています。 「医療崩壊へのシナリオ 外来管理加算」 http://blog.goo.ne.jp/izki-toyama/e/2c7661a38efe9a349a6abd383a24b7ac 外山先生も開業医のご子息なので、この大切な的確な意見も身内の見解と捉えられてしまうかもしれませんが。。。。 問題の本質は厚労省に明確なビジョンがないことである。 『厚労省保険局医療課長・原徳壽氏に聞く』「外来管理加算はあくまで5分が目安 再診料はイニシャルコストを包含、外来管理加算こそ技術料」 http://www.m3.com/tools/IryoIshin/080228_1.html にこんなやり取りがあります。 ――つまり、外来管理加算の考え方が変わったと。 はい。前述のように、診察の中から、「丁寧な診察」部分を取り出したわけです。その意義は大きいと思います。したがって、処置などを行った場合でも「丁寧な診察」を行えば、外来管理加算が算定できるという見方も成り立ちます。ただ、まずは今までの体系(外来管理加算と処置などは併算定できず)はあまり大きく崩さないという考えで改定しました。次のステップとして、処置を実施した場合などでも外来管理加算が算定できるようにすれば、本当の意味で「技術料」として独立した点数となるでしょう。 文脈正しいですか? 現場には理解できかねます! 外来管理加算は「技術料」として考えろ。 外来管理加算と処置とあわせて取るのも理論上は正しい。 だけれど、取り合えず今回は今までの体系(外来管理加算と処置などは併算定できず)を崩したくはないので処置などとあわせて算定するのは駄目。 『医療コストが下がれば何でもいい』としか取れませんね。 いやみですが、財務省には『医療コストを下げる』明確なビジョンがあるといえます。 医師会も交渉が弱くありませんか! 保険局医療課長がこうはっきり見解を述べているのなら、外来管理加算の解釈を変えるのならば、処置などを行った場合でも「丁寧な診察」を行えば外来管理加算が算定できるようにしないと! 厚労省のビジョンは「開業医崩壊」か? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.02.29 12:16:46
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