クマタカ調査
7月初旬のある日、バードマンから電話。バードマン 「ヒゲさん。退職したから時間ありますよね?」ヒゲ 「あるよ。時間はたっぷり」バードマン 「宮崎まで行きませんか?」ヒゲ 「口蹄疫の調査?(当時、宮崎は口蹄疫でまだまだ大変な時期でした)」バードマン 「クマタカ」ヒゲ 「行く! すぐ行きます! クマタカ会ったことがない。行きます!!」で、クマタカを見たことがないのに、クマタカ調査に出発。総勢4人。ヒゲを除くとベテランばかり。ベテランなんだけど、若い。三泊四日の調査。宮崎市から車でちょっと入った山の中。車はそこにおいて、クマタカがいそうな谷が見える尾根に登ります。春に他のグループが調査した時は、ツガイらしい♂と♀を発見している。うまくいけば、今頃は巣立ちのヒナを見つけることができる。一日目 クマタカは全く姿を見せない。チョウチョウが飛びまわっています。これはカラスアゲハ?一日中、双眼鏡を覗いているのは、とても疲れることが分かりました。二日目 クマタカは発見できず。林の中をうろうろしてたら出会ったヒキガエル。20センチくらいあったから、けっこうでかかった。三日目 クマタカは現れず。疲れが出てきました。車に轢かれたウサギ発見。カラスにずいぶん食べられていました。が、これをエサにクマタカをおびき出そうと・・・・結局はダメでした。四日目 もうダメだ。っと思っていたら、ベテランさんから「発見! 北の尾根沿いに飛びました。数秒です。写真は撮れたと思います」後で、写真を見せてもらいましたが、クマタカ♂でした。よかった、よかった。このまま帰るのかと思っていました。サンコウチョウ。初めて撮れました。調査は、お仕事です。だから、嫌でも双眼鏡をのぞいて、山から山を見続けます。辛かった。暑かった。でも、若いベテラン調査員の方たちと宮崎の名物も食べたし、いっぱいお話もできたので、老人の新米調査員は、大満足でした。みなさん、足手まといでご迷惑をおかけいたしました。機会があったら、また連れて行ってください。