カテゴリ:もう一度観たい・読みたい
自分の身体が無数の細胞で形作られている…としたら。 その細胞一つ一つにも命や意思があったりするかもしれない。 じゃあ、こうして今考えている自分の意思は何処から来るのだろう? 本を読んでいる時はそんなこと、ぜんぜん考えなかったのに 読み終えた瞬間ふつふつとそんな疑問が湧いてきて、自分の手をじっと 見入ってしまいました。 物語のはじまりは“ぬか床”。 冒頭、先祖伝来のぬか床がうめくあたり、ユーモアがあって 思わずけらけら笑ってしまったんだけど、次第に主人公の久美さん同様、 不思議なぬか床の存在に振り回されていきます。 菌類、遺伝子、増殖…キーワードはいろいろあるのですが とにかく不思議なお話、としかいえないです(笑) 梨木さん的進化論のお話…と言えなくもない…? なんてユニークな発想 実は、柊は漬物が苦手で食べられません。 これをいうと「日本人にあるまじき××!」と非難轟々浴びることになるのですが。 ぬか漬けどころか浅漬けも食べられません。 「漬物さえあればご飯、何杯でもいける!」という方が羨ましくなるときが あります。 でも、嫌い。苦手。 夫の実家などに出かけた際、漬物を進められた時はびくびくものです。 柊はこんなだけど、子供たちは好きなんだなあ…漬物。 食べ物の好みは家族だから一緒とは限らないんですね… 漬物は嫌いなんだけど、ぬか床はかき回してみたい…と思わせる これはそんな小説でした 相変わらずバルビレッジに嵌っています。 アルファベットを組み合わせて欲しいアイテムの単語を作る…ってことに こんなに夢中になってしまうとは~。 柊は“カワセミ村”在住です。 同じくカワセミ村にお住まいの方、会ったら乾杯しましょーね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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