カテゴリ:もう一度観たい・読みたい
「誰もが知っている昔話…それをこんなにも大胆に解釈し、アレンジすることが 出来るんだー!」という驚きがありました。 各短編の前に、それぞれモチーフとなっている昔話のあらすじが載っているのですが、 それを読まなければそれと気づかない程に、お話が書き換えられています。 登場人物の名前のもじりなどから、誰が誰に相当する…なんて 当て嵌めようとしながらつい、読んでしまうのですが…そんな説明書きが いらないくらい、独立したお話としても充分読むことが出来ます☆ 柊にとって印象に残った作品は… 先ずかぐや姫をモチーフにした「ラブレス」…初っ端からインパクトありました。 まさかかぐや姫が×××に置き換えられるなんて~。 それから「ロケットの思い出」と「入江は緑」というお話が好きです。 どの物語にも、語りの口調と結末に切なさが滲んでいます。 “おはなし”にはときに「理不尽だー!」って思う場面が出てきて 「何でだ何でだ」って考えさせられてしまう…それが余韻になって いつまでも残るのでしょうか。 作品ごとに語る雰囲気を変えてくるしをんさん。 しをんさんには、いったいどれだけお話の引き出しがあるんだろうー。 色とりどりで、形も大きさも違う引き出しがいっぱいついたユニークな 箪笥を想像してしまう柊です…。 「やったー。図書館本を読み終えたぞ!」と思ったらまたまた図書館から 「リクエストしてた本がご用意できました」と連絡が。 今度はこれ↓です。米澤穂信さんの『犬はどこだ』。 米澤さんの本を読むのは初めてです 相性があうといいな~ 書店や文房具屋さんに行くと来年の手帳やカレンダーが特設されていて、 迷った末に、柊は黒井健さんのカレンダーを選びました。 ふんわりやさしい色の風景と、来年は過ごします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[もう一度観たい・読みたい] カテゴリの最新記事
|
|