カテゴリ:もう一度観たい・読みたい
手紙…というのはごく個人的なものですよね。相手と自分だけのやりとり。 そこに“作家”というエッセンスが加わると俄然自己陶酔というか、虚構というか とてもロマンチックなものに変貌するようで面白かったです。 いろんな作家さんのごくごく個人的なことが綴られているのですが (というよりむしろ作中作のような、嘘の場面設定で書かれている手紙の方が多いのかな) 伝えにくいことでも(借金の申し込み或いは断りの手紙等など)、こんな風に言葉を操れば 当たり障りなく、かつ美しく!?伝えられるものなのね!!と感心することしきり。 柊が一番好きな手紙はファンレターの項の五條瑛さんの「エイリアンさまへの手紙」。 …笑いました。 なんて、なんてエイリアンへの愛に溢れているんでしょう! 思わずつられて、自分までエイリアンが大好きであったかのように錯覚してしまいそうでした。 こんな手紙が届いたら、さぞエイリアンも喜ぶに違いない…。 菊池秀行さんの「霧の流れる何処かの都市へ」という手紙も、 菊池さんご自身の作風が伺えて好きな手紙です。 菊池さんの小説、とっても興味があるのですが未だ読んだことがないのです。 吸血鬼ものとか、興味津々なのに。 菊池秀行さん原作をあしべゆうほさんが漫画化した作品は読みました。 『ダークサイド・ブルース』でしたっけ。 あしべゆうほさんの美しい絵柄が菊池さんの雰囲気によく似合ってる作品でした。 ちょこちょこ読めるので読書が捗らないときに読むといいかも、と思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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