カテゴリ:もう一度観たい・読みたい
最近、読み終えた本は二冊です。 『和菓子のアン』坂木司著 読んでいる間、気持ちがほこほこ、明るい気持ちでいられました。 和菓子にまつわる言葉遊び、奥深いです。 柊は子供の頃、あんこが苦手で、つまりお餅や和菓子系統が全く駄目だったんだけど、 大人になったら食べられるようになりました。 この小説を読んでいたら、和菓子屋さんのショーウィンドー、覗きに行きたくなります(笑) 和菓子って季節が感じられるところがなんとも言えず、風流ですよね。 名前の由来や、見立て方、それ自体がクイズのような、ミステリのような。 ずーっと読んでいたい気持ちになりました。 販売員のお仕事って一見レジを打って、商品を包むだけの簡単そうなお仕事に見えますが、商品について覚えなければならないことがいっぱいあったり、困ったお客さんがいたりして大変なんだな…と思いました。 そうだよね…楽なお仕事なんてないよね。 でも、それでも一緒に働く人たちと気があって、助け合っていけるような環境だったら しんどいなあと思うお仕事でも続けていけるんじゃないかと思いました。 【内容情報】(「BOOK」データベースより) やりたいことがわからず、進路を決めないまま高校を卒業した梅本杏子は、「このままじゃニートだ!」と一念発起。デパ地下の和菓子屋で働きはじめた。プロフェッショナルだけど個性的な同僚と、歴史と遊び心に満ちた和菓子に囲まれ、お客さんの謎めいた言動に振り回される、忙しくも心温まる日々。あなたも、しぶ~い日本茶と一緒にいかがですか。 『エデン』近藤史恵著 『サクリファイス』の続編です。 誰かの犠牲の上に、今の自分がある。 それを束縛と感じるか、更に上を目指す原動力とするか…。 自分だったら…と置き換えて考えちゃうとひどく重たいものに感じられてしまいます。 ときに、「自分のために犠牲になった」と考えることは驕りのようにも思えるので。 ただ意識の底で、「あの人だったらこうするだろう」と想像しながら 自分らしい選択を貫いていく誓の姿勢は、物語の上でとても真摯なものに感じられます。 自転車ロードレース。 とても華やかなスポーツのように思えるけど、 その分、誘惑だって大きいのだろうな。 どんなスポーツだって、状況に居たって、自分を律していくって難しい。 “枷”かもしれないけれど、ある意味守られているともいえるかもしれないですね…。 【内容情報】(「BOOK」データベースより) あれから三年─。白石誓は、たった一人の日本人選手として、ツール・ド・フランスの舞台に立っていた。だが、すぐさま彼は、チームの存亡を賭けた駆け引きに巻き込まれ、外からは見えないプロスポーツの深淵を知る。そしてまた惨劇が…。ここは本当に「楽園」なのだろうか?過酷なレースを走り抜けた白石誓が見出した結論とは。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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