カテゴリ:もう一度観たい・読みたい
心にぽっかり穴があいてしまったかのような喪失感。 長かった。終わってしまった。もう次を待たなくていい。 「ラストを見届けるまでは何があっても死ねないぞ!」と思っていた。 それくらい、待ってた。 でも、そういう思いで長い時間待ち続けることが出来た物語も、とうとう終わってしまった。 一つの物語とお別れする。それだけでもう胸がいっぱいになってしまった。 *映画の公式HPは→こちら 原作を読んでいるから、展開もラストも知っている。 それでも、たたみかけるような展開だった。 最後の場面に向けて、駆け足で走り去っていくような。 映像として観るにはあまりにつらすぎると覚悟していた場面すら、 「さらりと流し過ぎてしまっているのでは?」と思えるくらい 先を急ぐ展開で、当初は「これで最後。」という感慨すら覚える暇もなかったのだけど。 原作で言うところの第33章めの場面はやっぱり悲しくて、悔しくて涙が出てきた。 心の底で物語(映画)の“最後”を意識したのはこの場面からだと思う。 最後の対決する場面や、エピローグよりも印象が強い。 いい意味でその人に裏切られた、「してやられた」と思うからだろうか。 つらい出来事にばかり見舞われてきたハリー・ポッターだけど、 それと気づかずいろんな人がいろんな思いで彼を守ってきた。 そのことにすごく胸を打たれる思いだった。 (いっそぼろぼろ泣いてしまいたかったのだが、3D眼鏡がそれを邪魔した。 ううー、やっぱり、出来れば2D字幕版で観たかったと思う。) 凝った演出のないシンプルなエンドロールだったけど。 その向こうに約10年に及ぶ長い長い道のりを感じた。 終わってしまった。そう実感している一方で、信じられずにいる自分もまだいたりする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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