カテゴリ:もう一度観たい・読みたい
ミステリを読むというよりは、高次な思考をトレースしているような。 エドガー・アラン・ポーの作品解釈を窺っている様な。 知らぬ単語の羅列に戸惑いと気後れを感じるものの、 わからないなりに読み進めても、その思考の行きつく先に翻弄されるような心地が気持ちよく しまいには読み終えるのがもったいないような、残念なような気になってしまいました。 ポーの作品のあらすじにかなり踏み込まれているので それらの作品が既読であればなお一層楽しめたのでしょうが、 柊が記憶に在るのは「黒猫」ぐらいで それがまたまた残念。 黒猫とあだ名される教授(美青年)と付き人(ポーの研究者、語り手)の私。 この二人のやりとり、関係がまた絶妙というか、心地良くて。 短編である分着地点が強引かなと思う部分や、 あえて描かず想像に任せようとする部分が気になったりもしますが。 それはあくまでちょっぴりで。 シリーズ化されるのかどうかはわかりませんが、柊としてはこの二人のその後が読みたいです。 そしてこの作者の全く別の次なる作品にも期待したいかな…って思います。 図書館から借りて読んだので、とっても慌ただしかったけど 出来れば一編一編もっと時間をかけて読んでみたかったな。 時間をおいて再読してみたいです。 そのときには元になっているポーの作品をいくつか読んでおきたいな。 装丁の絵が可愛い。 手に取ってみようと思ったきっかけはこの絵に寄るところが大きいです(笑) 柊の読書メーターは→こちら 柊のつぶやき(Twitter)…… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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