「メロディ・フェア』宮下奈都著 読みました。
デパートの化粧品コーナーなどにはとんと縁のない生活をしてきた柊です。見ず知らずの人に化粧を施され、購入を薦められるなど「お、怖ろしい」というか気後れしてしまうというのが正直なとこです。きれいになりたいなあと素直に言えず、、おまけに化粧=偽るようなイメージが拭えず…そういう矛盾が今の今まで続いております。この物語はその、化粧品コーナーで働く女性が主人公。不思議なことに…(無理に化粧品の購入を薦められないという前提があるならば)上手な人に、自分に似合う化粧の仕方を教えて欲しいなあ…なんて思ってしまいました。自分らしさってなんだろう。自分のことの筈なのに、自分のことがよくわからないなんて変ですね。外側からみられる自分と、なりたい自分が等しくなっていければいいのに…と思いました。 柊の読書メーターは→こちら