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カテゴリ:笑い話
とある山の中、墓石は全て移転された墓地に
「まだ 何かあるみたいだから 見てきて」とのことで 夕方そこに 足を踏み入れた。 1人で・・・もう夕方で、ただでさえ ちょっと 薄気味悪い。 一見なにももうない墓地跡・・よーく 調べてみると ほんの20cmほどの玉石が その墓地の 端のほうにあって 「まさか これか?」と みてみると、冬で、枯葉を少しどかせて その石に 文字らしきものが いつものように スケッチをしないと と思い 夕方で だんだん 暗くなる所で しゃがみ込み さらに 何か グシャグシャ 絡み付いているものを とって取って 見ると 「金」と書いてあるのが わかった。 と 同時に その 絡み付いているものが 「人毛(髪の毛)」であることがわかり ゾゾゾゾゾゾゾゾゾーーーーー ゾクゾク 冷たい電撃!!! でも お仕事 お仕事 なにしろ早く 終わらせ 帰ろうと 写真とったり、位置を調べたり 土葬かどうか その場で 想像・・ 土葬にしては 土の盛り上がりにかけるなあ (月日が そうとう経っているからか) でも 髪の毛は 土葬だからだしなあと確信したり (死んでも まだ 髪の毛はしばらく伸びるので 土葬の死体は 掘り返すと 髪の毛 長くなっているそうです)・・・とか 「金」ということは 韓国の人だから 江戸時代といことはないなあ 明治末期~第2次世界大戦前後までのものだなあ・・ と 記録し 帰ったのだが あーーーーー怖かった。 帰る頃はもう ほんとに暗くなりかけていたから・・・ (こういうのは、犬と一緒でないとね 犬と一緒だと、お化けの いそうな所も 平気なんですよ ・・余談) それにしても「金」と書いた文字は プロの仕事ではなく 身内か友人か 素人の刻みで 当時、虐げられた、貧しかった 韓国の人が 葬式も 自分たちで、お墓も と 悲しみを込めて 泣きながら 埋めたのだなあと 思うと 胸が 締め付けられるような 思いが湧いてきました。 今頃なんですが、「天国で安らかに過ごしたまえ」 我々の仕事の中で でも この お墓の調査は 「運が向いてくる」 と 言われています。 放置されていた墓の身内が見つかったり ぜんぜん来なかった身内が来たり お墓が綺麗になるし 霊に喜ばれるのです。 そういえば ここ数年 やってないから 会社調子悪いのかな? さて そろそろ お墓の話は このへんにしといて 次回は もう少し 怖くない話を します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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