動物の養殖場へもよく調査に入る。
今日は　鶏の話

最近の主流は、窓の無い工場のような巨大な建物の中で
人間のマンションで言うと　数羽毎の部屋（ゲージ）が
７階建てぐらいになっていて
エサ、水、フン処理、卵の採卵　と
ほとんど無人で、コンピュータで全自動で管理、生産されている。

鶏は、機械の一部のような状態・・・

一方　放し飼いの自然農法で養鶏している養鶏場では
エサ入れにエサをあげる　だけ　では　すまない

鶏の性格上、皆が集まってきたとき、気が弱い鶏は、エサが食べられない。
（体力の問題も・・・食べられないと悪循環で・・・）
養鶏場の人は、その　控えめな鶏を追っかけて、他の鶏の少ないうちに
エサをあげたりして・・・　世話が大変です。
世話する人は
どの鶏が　いじめっ子で　いじめられっ子か
など　性格の違いを知っているのだが・・・

それを怠ると、生育が違ってきて、大きさや肉質の差ができてしまって
、採卵としても安定しない。

それでも、全員を１００％世話しきれない。

そこで、時には、抗生物質を使うしかないことも
・・・世話する人にも限界があるし、しょうがないね。
（出荷何週間か前でやめないと、”自然農法”が言えないので、やめるが）
（全自動の工場では・・・当然・・・使用なのですが・・・）


こんな　状態を　見てきているので
鳥インフルエンザ　が　発生した時　思った。

鶏の溜まりに溜まった不満が爆発！！
「我々は　生き物だぞー！わかってくれー！」
と　訴えたいのだろう。ボイコットだ！！　自決して訴えます！！　なのだろう。

機械ではないのだぞー！！　っと言いたいのだろう。

それでも
日本では、どこでも「慰霊碑」を立てている養鶏場ばかりで
被害は少ないが・・・・