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カテゴリ:笑い話
とある県庁所在地にある駅ビルを取り壊すことになった。
すでに、駅は立体化された高架下にモダンな何十軒もの店舗が開店して・・・ 残る旧駅ビルは寂れる一方・・・皆・・意気消沈 その旧駅ビルの管理会社も、その高架下の管理会社になれなくて やる気無くしている。 年50%づつの売上減・・・ それらの店の財務資料を借りて 移転にかかる休業補償の計算をするのだが 皆・・大赤字・・・ (物的、各種手続き上の補償のための調査も、もちろんやる) 旦那さんがサラリーマンで、その給料で持ちこたえている カフェレストランも・・・ そんな中、1店のみ黒字の店が!! フランチャイズの居酒屋だ。(聞いたことないFC) その店主、社長は、その数年前まで、そこの雇われ店長。 雇われ中は、他のテナント同様 寂び行く旧駅ビルで 思わしくなかったので 前オーナーが店を辞めようとしたところを買い取ったのだ。 でもその額は、フランチャイズでもあり、正規の値段。 そんな状況でも、社長になって、黒字化している。 「居酒屋だからもうかる」ではない。 他の店舗の店主は 「新しい駅テナントもできて、もうこんな古い店に お客は来ない」と 明らかに やる気なし。 しかし、そのフランチャイズ居酒屋の店主は違う。 やる気満々! 朝から、割引券を外で1人で配る。 昼ランチをやるので、道行く人に声をかける。 ランチタイム終わると 作戦タイム いろんな酒造メーカにモニターの申し込みしたり (安くか、タダで入ってくるそうだ) 又は スタッフと作戦会議 夕方には、また、外に出て 割引券配りと掛け声 何しろ、あきらめず、動き回っている。 その店主の姿は 他の店主との対比で、その「やる気」度が 先日のトリノで荒川静香さん1人が金メダルで目立ったように 一段と目立ち 見るものに「やればできるんだ」と勇気づけられる。 それなのに、他の店舗の店主は 「居酒屋だから(酒を扱っているから)もうかる」と思い込んで (居酒屋はそこだけ) 「やる気」が原因だとは 全然気づいていない。 なすがまま これまでのやり方で 毎年50%減にあまんじている。 「このビル もう壊すし、補償金もらえるし」というのもあるが・・・ 県庁所在地の駅ビルなのだから、多くの人が歩いているのだから 「みんな新しい方に行ってしまう」とあきらめないで やる気1つで、大きく様変わりするのにねー そうして数年前、そのビルは解体されました。 各店への補償額に不満はあったでしょうが その管理会社の解体で、その管理会社への補償金を分配、 資産の分配を各テナントにして、まあまあ満足していたようです。 でも、それでいいのかな? 大切な学びを得られたのは、その1店の店主のみだったのでは? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年03月11日 06時10分12秒
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