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カテゴリ:こんなのあったらいいなあ
亡き父親は、遊び人で、毎晩家にはいなかった。
でも、誕生日、クリスマス、正月はたいがいいたのだけれど あるクリスマスの日、帰ってこなかった。 待てども待てども帰ってこない。 母は、あきらめて 家で用意してあった ご飯は食べてから (たしか家にケーキが買ってあったというのに) 「外へケーキ食べに行こう」と行って 繁華街の一等地にあるレストランに食べに連れて行ってくれた。 たしか クリームソーダとケーキを食べた。 それは、父がいなことを忘れるくらい うれしいことだった。(40年も前は外食は贅沢なこと) 私の母は、そんなことがあっても 飲んだくれて帰ってくる父でも 1度も私たちの前では、父を悪く言った事がない。 だから、大人になって その時の母の気持ちを考えると 泣けてたまらない。(今も泣きながらこれを書いている) クリスマスには、毎年この日のことを思い出す。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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