息子達は優等生、秀才を突っ走っている。

私も中学３年の修学旅行まで優等生、秀才で
理想家で突っ走って
高校２年の２学期最初の試験までは、かろうじてその形を成していたのだが・・・

その道は、人に感動を与えるが、傷つけもして
傷つけていることに気づいた時の落ち込みは、死をも意識したほど・・・

最大の罪は中３で、そんな自分への自問自答で
自己改造のため、何でも「限界」までやってきて、３０年以上もかかって
やっと、きっと普通の人に成れてきた。

妻のおかげもある。

会社を作って、人を雇うようになってからは
徐々に、人の事を何とか導いてあげようと思う余裕が出来てきたのだが・・・

過去の出来事がトラウマになって
人にそんなに強く訴える事はできない。
まして、怒れない自分になっている。

むしろ、人に、自分の弱点、ヘタを見せて安心させ、やる気を願うような形をとる。
そして、ほんとうは訴えたい事があっても
「わかってもらえなくてもしょうがない」と遠慮して生きてきた。

じつは、やる事成す事、人の顔色をすごく気にしている。

だから、いつからか自分の写真の表情を見るのがあまり好きでない。

すごく遠慮して、ガマンしている顔だから
見るとすれば、そうなっていないかの確認。

先日来、ブログに載せた写真も、まだましな写真を載せた。

妻は、そういう私を分っていて「今ぐらいでちょうどいい」という。
「普通でいい」「元気ないくらいがいい」と・・・

人を感動させる反面、傷つけることにもなる怖さを、妻は何故か知っている。

自分もそれでいいのだと最近はずっと思っていたが
昨日まで書いているように、オバアさんの事があってから
やはりもっと人を強く引張っていかないといけないのではと思えてきた。

そうまでする人がいないと、助からないまま死んで行く人が出来てしまう。

自分は、このまま人生を終わると「いい経験をしてきた」で終われるし
「それなりに満足」といって終われるが、それでいいのか？

強く訴えるといっても
ずっと遠慮して生きてきたので、社会的影響力は特にない人間なので
今更どうしようもないのだが・・・

でも、悪いニュースも多い中、世の中に良い影響力を与えている人が
頑張っている姿もよく見かける。

だから、そろそろ「ヘタを見せて安心させ、やる気を願う」やり方ではなく
真正面から、皆に良い影響力を与えれなくてはと思うようになりはじめた。

（合唱も、実はヘタでも心が伝われば、というスタンスから
真剣に技術的な練習をしていない面がある。
だから他のことでも失敗しても怖くないのだが、
それではいけない気がしてきた。
失敗を見せるのではなく、成功を見せないと・・・）

できるだろうか・・・・　トラウマになってるから・・・妻は「それでいい」と言うし