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2009年01月30日
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名古屋市役所から仕事の打診があったので1時間で書き上げ提出したもの
最近、やっぱり必至なので頭の回転やっぱり速いかも

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テーマ:「名古屋の観光」についての認識と意見

1.現状について

韓国に加え台湾、中国などの経済成長により生まれた富裕層が、日本に観光に訪れることが多くなった昨今。全国各地の観光地は、外国人観光客に支えられているともいえるようです。(円高でつい最近は激減)日本人の国内旅行に限らず、国策として日本への観光客増を目指していることもあり、良い現象であると思います。

さて、この地域には「黒部ダム」見学や「ディズニーランドツアー」までの観光ツアーの一環として、豊田市ですが「トヨタ工場見学」、「トヨタ博物館」への観光が含まれていて、名古屋の「産業技術記念館」も含まれることがあるようです。“通過点としての名古屋”とまででもありません。JRセントラルタワーズをはじめ有名ホテルが、あることで、宿泊の目玉になっているとも聞き及んでいます。

一方、日本人の国内旅行でも、それらホテルの存在が充実し始めた5年ほど前から、やっと名古屋の観光に注目されるようになってきたと思います。県外で観光パンフレットで、「JRセントラルタワーに泊まって・・・」という謳い文句のものを見かけたことがあります。「名古屋めし」という楽しみや、一頃の名古屋繁栄の雰囲気を味わいに来る人もいます。そんな人に、つい最近、街で出合ったことがあります。「ちょっと名古屋で降りてみよう」と途中下車したそうです。

 そうした名古屋の観光の中で、以前より名古屋市で取り組んできた、「産業観光」の目玉としての「産業技術記念館」はそれなりに成功しているとは存じます。ところが、よく訪れる人の話を聞くと、公園の方に魅力があるようです。また、「メーグル」は最近人気ですが、これも、「名古屋を味わう」ための足になっていると思われます。
 意外にも、今の名古屋の観光というのは、「味わう」という「食べる観光」になっているのでしょう。名古屋駅裏の「山ちゃん」の繁盛ぶりは、それを物語っているし、そこに居る人の多くは県外の人のようです。

2.観光化推進のための啓蒙活動

観光は「食」で、というのも、それは、それでいいでしょう。ただ、観光には「見る」「買う」「遊ぶ」があるはずで、特に「見る」がその本来観光というものなのでしょう。
名古屋には本来、見所がいっぱいあります。名古屋といえば、何といっても戦国時代の3英傑の歴史がたくさん残っています。NHK大河ドラマの縁の地だったりして一時期話題になった時もありますが、意外にもそれが「観光」になっていません。逸話のような物も含め面白いものがいっぱいあるあるというのに・・・

それらの情報が出てこないのは、文献に限らず、各地域の町内会、商店街の長老が握っていて、知っていて、語り継がれているとはいえ、表に出てきません。このままだと忘れ去られていきかねません。

若き商店街の経営者の中には、その歴史を絡めて盛り上げて行きたい構想の持ち主はいるのですが、古い名古屋人の閉鎖性に阻まれているのが現状です。
このようなことから、名古屋市は、町内、商店街から歴史を発掘し、地域の活性化、商店街のシンボルとし、ひいては観光化につながっていく手助けをするといいと思います。
 1)眠っている歴史情報の収集
 2)識者の裏づけ
 3)活性化へのアドバイス(祭の復活等々)

場所を変えながら、名古屋中を順にその活動をしていくのです。「何でも鑑定団・・・出張」のイメージです。
歴史の無い所でも、「マイホーム、イルミネーションコンテスト」をやってる地域もあるように観光にまで発展するかもしれません。

例えば、中村区のあるところには「和ろうそく」の歴史があります。そのことを話題にして、その歴史話を掘り下げた上で、その地域で「ろうそく祭」なるものを企画します。それは、各家の玄関先に透明の提灯を吊るすだけの物でもいいと思います。その提灯には、自分の好きな絵を書き加えたり、願い事を書いたり。それを見に来る観光客が来る。という按配です。

あくまで地域の方達で決めていくべきでしょうが、名古屋市がもう少し積極的に介入して行くわけです。
また、名古屋人に潜む閉鎖性は「どまつり」で開放的市民になってきたとはいえ、いまだ閉鎖性の残る市民であり、こうした機会を通して、閉鎖性もますます薄くなっていき、観光客に「WELCOME」な街となっていくでしょう。

3.「にぎわい」のある街つくりの企画

屋外で遊ぶことの少なくなった子供達に限らず、内に篭もりがちの大人たち。車社会的な都市構造、人口減少もあって「にぎわい」が自然に起きている場所は限られています。東京のように人口の多い都市では、自然発生的に「にぎわい」が起きます。しかし、名古屋では、それを期待することはできません。

 「にぎわい」は創出していかないといけない地域であることは間違いありません。ただ、東京でも、“人の流れ“に左右される所があって、話題性のある建物が建つと、そちらに向う道すがらの繁盛に変化は生じます。それを意図的に起こし、順次それ沿いに次なる話題性のある建物を建てていくということが繰り返されています。

 名古屋でも、“名古屋と栄”、“栄と大須”の間には、そういう流れを作ることが出来ることがもう少し出来るはずです。地下鉄で移動してしまっては“点と点”になってしまいます。途中に「動く歩道」のようなものがあるとか、変化にとんだ町並みが必要でしょう。
 とうことは、これまでも語られてきたことでしょう。

昨今、公共事業の出来ることには、予算削減、まして、税収減も予想されるここ1年~3年、大規模な事業はできませんし、ハードの整備には時間がかかります。限りがあります。広小路
のせせらぎ計画も立消えて・・・

 ですから、「にぎわい」の創出をする計画地域の建築所有者側への協力を求めていくしかないと思います。以前から注目しているのは・・・

 まず交差店内の銀行誘致は避けるか、1階に店舗を設ける条例になっている所があると思いますが、さらにです。「公共空地」を設けることにより建ぺい率優遇もありますが、さらにです。その場所は、誰が使うという場所になっておらず寂しい限りです。

 そのように、高層建物などには、道路との間に、高層でなくても空地があります。民地側です。その空地の利用を推進するのです。「ビルの空地使用推進」とうことです。
路上ライブする若者も、ダンスの練習する若者も、その他パフォーマンスする若者も、合法的にその場所を使えるようにするのです。「屋台」が出来てもいいと思います。そのスペースはまさに、織田信長の開いた「楽市楽座」のような場所に生まれ変るのです。

 そうした場の提供をできる制度を、建築主、土地所有者には優遇策を、使いたい人には規制緩和をするだけでいいと思います。

 ハード的に整備することによる夢のような構想はいくらでも発想できますが、時間的、予算的制約があるわけで、公共がしないでも、いいと考えます。公共が行うのは「仕組み作り」で、そのことが、飛躍的に「にぎわい」を創出することが可能であると信じてやみません。





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最終更新日  2009年01月31日 04時54分38秒
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