ダイエットしたい人はご飯をしっかりネ!
『健診は「自分の体の状態を見る鏡だ」といわれる。集積したデータの分析が県民の実態を浮き彫りにすることも少なくない。 太った人ほど米飯を食べない-。浦添総合病院(浦添市伊祖)健診センターが受診者約二千八百人を調べたところ、肥満度25以上の太った人が、やせた人や標準体重並みの普通の人に比べ標準体重当たりの米飯摂取量が少ないという結果が出た。脂質やタンパク質が多い副食を取り過ぎることが肥満増加につながっていることを裏付けた。 二〇〇〇年九月から三カ月間に同センターを受診した二千八百十七人の米飯量と肥満の割合を調査した。その結果、二十代男性のやせた人の標準体重当たりの米飯量は四・一グラム、普通の人が三・三グラム、太った人が二・九グラムになった。各年代とも同様の傾向が見られた。 調査分析した看護師の田中桂子事業部長(47)は「太った人はご飯を食べない分、食事のバランスがおかずなどの副食に片寄りがちだ。その結果、脂質やタンパク質の過剰摂取になり、肥満を招いている」と指摘している。』(沖縄タイムスより一部引用)日本人は『主食である米をしっかり食べれば健康になる』、ということは以前から私もよく言ってきました。でも、今回のお話では、肥満と主食の関係がズバリデータで出ています。現代人はやはりおかず食べ過ぎ傾向なんですね。昔は一汁一菜などといって、ご飯に味噌汁、野菜一、二品に漬け物くらいの質素な食事だったんです。でも、ガンや糖尿病なんかも今のようには起こらなかった、ですよね。寿命は確かに今ほど長くなかったかもしれませんが、命の太さ、生命体としての健康度を考えたら、今の方が下のようにも思います。ところが現代は、全体的な傾向としておかず(副食)の過剰摂取、とにかく、四品、五品ないとなんとなく食卓が寂しい、という贅沢状態になってます。ほとんど無意識ではありますが・・・。いろいろな栄養を摂っているつもりが、単なる過剰摂取になっているだけだったのです。この情報に触れたあなたには、ダイエットだけでなく、より健康にというスタンスでも、ご飯をしっかり、目安は食事量全体のざっと5~6割程度は食べられることをあらためておすすめしておきますね!