ひまわりさんのなんちゃって生活

先日、８号に意地悪をされたキンギョ君の後日談です。

その日、キンギョ君のママは

３時になってもキンギョ君が帰ってこないので怒っていました。

学校が終わったらちゃんと家に帰って

宿題をしてから遊びに行くようにいつも言っているのに、

なかなか帰ってこないのです。

ママは今日こそしっかり言い聞かせようと心に決めていたのです。

ところが、いつまで待ってもキンギョクンは帰ってきません。

４時になっても通学路にも姿が見えません。

ママはだんだん心配になってきました。

「事故？それとも誘拐？」

学校や仲良しの家の間を何度も行ったりきたり、

とうとう学校の先生に電話をかけました。

「先生、うちのキンギョ君が帰って来ないんです。」

ママは涙ぐんでいます。

ママから電話を貰った担任の先生は自転車に飛び乗り、

学校とキンギョ君の家の間を何度も往復しました。

そして、キンギョ君と仲良しの８号の家に言った時には

もう５時半ごろになっていたのです。

「キンギョ君は来ていませんか？」

８号のママはたった今仕事から帰ったばかりで

先生にそう聞かれても何のことだか解りません。

「うちの子は、今遊びに行ってまだ帰っていません。」



そこに私が８号に意地悪をされてしょげているキンギョ君を

連れて行ったのです。

先生はすぐにキンギョ君のママに電話をしました。

「お母さん、いました！！８号君の家に来てください。」