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恩田陸さんが『読書会』のなかで
パート1である『神狩り』について 「とにかくショックを受けたことしか覚えていない」 とおっしゃっていましたが 自分も二十何年か前に読んで 非常に衝撃的だったことを覚えているのだけれど どんな話だったか覚えていなかったのでありました。 当時、光瀬龍の『百億の昼と千億の夜』に感化されて 「神」とか「上位の存在」とかのSFにはまって その流れで読んだのが『神狩り』でした。 でもだからといって読み返していないのは 実家のどこかに段ボールに入れてしまわれているせいです。 神の存在を感じるとか天使を見るとか それらを脳科学の研究と結びつけて ちゃんとメカニズムとして説明しているところが説得力あり。 というか、納得させられそうになるのでした。 「神のクオリア」ね。 しかし、もっと若い頃に読んだら 登場人物の「幻視」にはめられていたかもしれないなあ、と 年を感じていた読者でありました。 善と邪の因縁とか 「絶対機関」がいきなり出てきたとか 謎が残っているのが少々心残りですが 全体的にはおもしろかったし セラフィム2体の激突は映像で見てみたいと思いましたよ。 ついでに紹介 SFならではの大風呂敷が大好きな読者に ↓こちらもお訪ねください。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.11.07 17:12:31
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