風の吹くまま 気の向くまま
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定年を迎えようとしている留置場の看守係自叙伝執筆を請け負ったライター離婚調停の委員を務める主婦県警HPを管理する警察官地方紙整理部の元記者県知事の秘書さまざまな仕事に従事する人たちの周囲に起きる謎。ちょっとした悪意を感じたりこの先しっかり決着つけてほしいと思ったりほろっと泣けたりさまざまな人間模様が読みとれます。↓こちらもお訪ねくださいにほんブログ村
2011.05.05
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おなじみ香菜里屋を舞台にした連作短編集。そしてもうこの作者の新作は出ないんだなあと思うと感傷的になります。北森さんのご冥福を改めてお祈りします。香菜里屋のシリーズ最後を飾るにふさわしく北森作品のキャスト勢揃いで豪華でした。(といっても他には蓮丈那智シリーズの1冊しか読んでいませんが)工藤の過去などは別に知らなくてもよく小さな謎の解決がおもしろかったのとやはり出てくる料理がおいしそうだったなあ。↓よろしければこちらもお訪ねくださいにほんブログ村
2011.05.04
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検事の立場を利用して、姉が殺された14年前の事件を調べる迫田。時効を前に、犯人の自供を引き出すことができたが、時効後に真犯人が現れ・・・会話部分に感情移入ができず淡々と読み進めていき唐突に解決編が始まってしまったのであれ?ととまどったのでありました。次々にドアが開いて証人のような人たちが現れるところは映像的にはおもしろそうだと思いましたが今ひとつカタルシスがなかったな。弁護士のおかれている実態も大変なのですね。↓こちらもお訪ねくださいにほんブログ村
2011.05.01
題名はけっこうはまっていると思うけど謎が「なぜ、菅原道真は大怨霊と恐れられるようになったのか」その答えが今ひとつだったな~という感想。話の展開はなにやら主人公の甲斐には何らかの力があるようでその力が目覚めつつある…ようです。よくわからない組織がいくつかあって思惑入り乱れております。あと「在」と「前」の2冊一応最後までおつきあいしましょうか興味を持たれた方は↓こちらもお訪ねくださいにほんブログ村
2011.04.17
女性投資家の行方不明事件。若い女性の死体遺棄事件。スカーペッタに送られた不審な小包。元FBIの自殺。それぞれの事件と人間関係が絡み合って過去の因縁と事件の黒幕と真の狙いが明らかにされていきます。ますますハイテクの蘊蓄がいっぱいで、説明はよくわからないけれどすごいということはわかりました。GPSはその人の行動をさかのぼって追うことができて便利。(ルーシーがいるからだけど)今回はまさに被害者のシーンまでわかってしまった…会話で話していることと地の文では別の言動が描写されているという場面がいくつかあってスカーペッタは聖徳太子みたいだと思いましたわ興味を持たれた方は↓こちらにもクリックをよろしくお願いします。にほんブログ村
2011.03.06
しおじい2年生の誕生日が2月22日でした。今年も誕生日プレゼントは、本6冊。本屋さんに行って、自分で選んでもらいました。今はまっているのがあんびるやすこさんの魔女のシリーズ2つ。【送料無料選択可!】なんでも魔女商会 16 にっこりおいしい大作戦 (おはなしガーデン) (児童書) / あんびるやすこ/著↑このシリーズと↓このシリーズを3冊ずつ。【送料無料】ハーブ魔女のふしぎなレシピ去年は同じ作者の「ルルとララ」のシリーズでした。あんびるやすこさんて女の子のツボを心得ているなあと思う母に↓クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村
2011.02.26
リンカーン・ライムのシリーズです。今回は、大変心強い味方がゲスト出演。別シリーズでの主人公、キャサリン・ダンス。尋問のエキスパートで、犯人のちょっとした表情から、嘘を読み取る技術に長けています。また、アメリアの部下のプラスキーも、鑑識の技術を身につけてきて頼りになり始めています。レギュラー陣も含め個性あふれたすごいチームができています。今回も陰惨な殺人事件から始まったと思いきや、下巻でのどんでん返しに「そんなやり方もあるの~?」解決したかと思っても、残りページが結構あり、まだどんでん返しがあるのだろうと期待。そしてやはり二転三転、犯人の構築した真の目的へのストーリーに驚くのでした。今後のシリーズへの引きがある終わり方でしたが以前の事件での因縁が思わぬところで解決したのはハッピーだったかな。もっと語りたいけどネタバレになるので語れない~。さすがディーヴァー、に↓クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村
2011.01.28
「建築探偵」という看板はもはやないも同然ですがようやく完結するので、最後は見届けないといけないなあと思って読みました。グレゴリがどうして京介に固執するのか謎でしたがどこまでも屈折している世界でした。理解の外にあります。作者はよくまあここまで痛めつけるなあ。外部から隔離された学院というのは別の作家の作品を彷彿とさせるものがありますが(グレゴリの存在もそうだな)宗教的終末感漂わせるどろどろとした中で(でも世界は狭いぞ)蒼と深春が出てくるとホッとするというか先が明るく感じ、別世界になります。何にせよハッピーエンドでよかったです。【送料無料】燔祭の丘↓こちらもお訪ねくださいにほんブログ村
2011.01.10
講談社ノベルス、2段組ですが薄いので、2時間かからずに読めてしまいます宗像大社については知らなかったので沖ノ島のことを興味深く読みました。そういう島もあるんですね。事件自体はわかってしまえばこんなもの、て感じですが因習とか言っているわりにサバサバしているのが今野作品。それにしても警察関係8人の団体行動、なかなか滑稽な図でもあります【送料無料】ST沖ノ島伝説殺人ファイル↓こちらもお訪ねくださいにほんブログ村
2011.01.06
「長い廊下がある家」「雪と金婚式」「天空の眼」「ロジカル・デスゲーム」の4編が収録されています。2つの家を結ぶ長い廊下のトリック雪のアリバイ心霊写真の秘密確率の問題(ロジックが難しかった)どれも気楽に楽しめる作品でした。有栖川作品は、どこか安心感があるのですよね。【送料無料】長い廊下がある家↓こちらもお訪ねください。にほんブログ村
2010.12.29
「相棒」の杉下右京さんが出かけた先で遭遇した事件の話です。この本では、相棒は出てきません。第1話「霧と樽」休暇を取り旅行で訪れたスコットランドで事件が起きる。10年前にも同じような密室殺人が。英語堪能だしウィスキーにも詳しい右京さんです。第2話「ケンムンの森」角田さんから麻薬密輸犯の護送を依頼され奄美諸島へ。その犯人が逃走し、共犯が謎の死をとげていく。暑くてもスーツにネクタイ、出張が長引いて着がえを気にする右京さんです。1話目も2話目も意外な作業機械が活躍(?)をするのがおもしろい。少々滑稽ですが。【送料無料】杉下右京の事件簿興味を持たれた方は↓クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村
2010.12.25
<スタジオジブリ>新作は吾朗監督で「コクリコ坂から」 宮崎駿監督愛読の少女マンガ思わず反応してしまいましたが佐山哲郎原作・高橋千鶴漫画で「なかよし」に連載されたコミック、リアルタイムで読んでいましたわ~。奇遇ですが、最近、高橋千鶴の漫画のことを思い出したんですよね。『GOOD MORNING メグ』とか。【送料無料】コクリコ坂から懐かしいと感じた方は↓こちらもお訪ねください。にほんブログ村
2010.12.15
富田林市の吉田一子さんは、60才になるまで、字を書くことができませんでした。差別により、学校へ通うことができず文字の読み書きを勉強することができなかったのです。識字学級に通うようになった吉田さんが銀行から年金を引き出すときに自分で字が書けなくて引き出せず悔しい思いをし、それまでよりももっと努力して何ヶ月も名前と住所を書く練習をし銀行で自分で名前を書いてお金を引き出すことができたという文章を人権教育研修会で紹介されました。差別のために、今も字の読み書きができない人たちが今の日本でも大勢いることを再認識してほしいと思いました。また、この絵本では、字を習った吉田さんが「字」「言葉」というものを宝石のように大事に思うようになったことが伝わってきます。自分の発している言葉落書きされている汚い言葉そういうものにも気持ちを向けていくことができるといいなあと思いました。子どもたちに勉強することの大事さを感じてもらうのにもいいかな。ひらがなにっき↓こちらもお訪ねくださいにほんブログ村
2010.12.02
旅に関するコミックエッセイです。一人旅は、独身の時に時々していましたが今は縁がないのでやっぱいいなあ、と旅心を刺激されながら読みました。その場所で興味をひかれたところを見て気ままに行動できるのが一人旅のよいところ。食事の時などこの店に入ろうかな、と思ってもなかなか入れないというのはけっこうあったあった、でした。花巻、長野、日光、鎌倉、三重、京都、博多、沖縄への旅行がのせられていましたが善光寺の善子さん光子さんに「??」だったということは「牛に引かれて善光寺参り」を知らなかったんですね。ひとりたび1年生今行くならしおじいと二人旅、がいいと思う母に↓クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村
2010.11.30
筒井康隆が続いていますがそれは、先々週の週刊文春で阿川さんが筒井先生と対談していたからです。『現代語裏辞典』なるほど、言い得て妙と思ったりダジャレだったり元ネタがわからないと意味不明というものもあったりブラックだ…もあったり下ネタ率高かったり差別語というのもちゃんとのっていました。まだ途中でちょっとずつ読み進めています。こういうの、好きなんですよね。軽~く読んでみましょう。現代語裏辞典いし【縊死】…医師の死に方きょうし【狂死】…教師の死に方ですって。ダジャレだけどブラック興味を持たれた方は↓こちらにもクリックをよろしくお願いします。にほんブログ村
2010.11.15
今週と来週、我が校では読書旬間。毎朝、読書の時間があります。先生も読書の時間には本を読むので今読んでいるのが『アホの壁』当然、有名なあの本を意識していますが養老先生とは別角度から考察(?)しています。でも筒井先生なので時々声を出して笑ってしまい子どもたちから不思議そうな顔で見られています。先生が「アホ」なんてつく本を子どもの前で読んでていいのか「品格」という字がずらずらと並べられた章では「品格」が全く別の字に見えてくるという錯覚に陥りましたそのような列挙が随所に出てきます。気持ち悪くなるくらいアホの壁『バカの壁』よりも読みやすかった読者に↓クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村
2010.11.10
恩田陸さんが『読書会』のなかでパート1である『神狩り』について「とにかくショックを受けたことしか覚えていない」とおっしゃっていましたが自分も二十何年か前に読んで非常に衝撃的だったことを覚えているのだけれどどんな話だったか覚えていなかったのでありました。当時、光瀬龍の『百億の昼と千億の夜』に感化されて「神」とか「上位の存在」とかのSFにはまってその流れで読んだのが『神狩り』でした。でもだからといって読み返していないのは実家のどこかに段ボールに入れてしまわれているせいです。神の存在を感じるとか天使を見るとかそれらを脳科学の研究と結びつけてちゃんとメカニズムとして説明しているところが説得力あり。というか、納得させられそうになるのでした。「神のクオリア」ね。しかし、もっと若い頃に読んだら登場人物の「幻視」にはめられていたかもしれないなあ、と年を感じていた読者でありました。善と邪の因縁とか「絶対機関」がいきなり出てきたとか謎が残っているのが少々心残りですが全体的にはおもしろかったしセラフィム2体の激突は映像で見てみたいと思いましたよ。ついでに紹介SFならではの大風呂敷が大好きな読者に↓こちらもお訪ねください。にほんブログ村
2010.11.07
新書もピンからキリまであるけれどこれはどちらかな。テレビの「功罪」ではなく「大罪」「罪」の部分を強調しています。私見がたくさんなので同意できないこともあるけれどテレビ業界の課題について小気味よく書いてくれていると思いました。あまりテレビで言っていることを鵜呑みにしない方だとは思うけれどテレビというのは極端、単純化、二元論的…etcそういう側面があることを頭の一隅に置いて見ることが大切だね。また、ニュースは「珍しいことだからニュースになる」ということも、頭に入れておこう。テレビの大罪「またテレビがおかしなこと言ってる」「テレビは大げさなんだから」という見方ができるようにしたいと思った読者に↓クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村
2010.11.03
「巫女」「テミストクレス案」「パルテノン」の3編を収録した文庫です。紀元前5世紀のギリシア世界で実在した人物が活躍します。ペリクレスとかアナクサゴラスとかサラミスの海戦とかペロポネソス戦争とかデロス同盟とか高校の世界史で習った名前が出てきてああそうだったなあと思い出しながら読みました。ギリシアのパルテノン神殿究極の美を表現したらしいですが作者の描写を読むと本当に美しかったんだろうなあと想像力をかき立てられます。今のパルテノン神殿も見てみたいなあ。行ってみたいな~。興味を持たれた方は↓こちらもお訪ねくださいにほんブログ村
2010.10.28
「検察側の証人」は、そういえば短編は読んだことがあるけれど戯曲の方は読んでなかったな。と思ったのは、テレビで11月に「検察側の証人」の舞台公演があると宣伝していたからです。そしてさっそく読みましたが短編の方もどんなラストだったかすっかり忘れていたので充分楽しめました。台本の形なので心理描写がほとんどありませんがどんでん返しのラストはものすごい深さを感じさせて圧巻でした。俳優さんがどんなふうに演じるかやはり舞台を見たいなと思いました。(見られないけど)検察側の証人やはりクリスティは早川文庫だよねと思う読者に↓クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村
2010.10.19
竜崎伸也が主人公の隠蔽捜査シリーズですが3.5ということで、竜崎の「幼なじみ」・伊丹俊太郎が主人公となる短編集です。隠蔽捜査本編では竜崎が伊丹に電話することが多いですがこちらでは伊丹が壁にぶちあたって竜崎に電話で助けを求めるというパターン。伊丹の問題を竜崎が電話口でいとも簡単に解決へ向かわせてしまうところがまた竜崎のキャラを際だたせています。(あれ?)しかしぶれないなー竜崎署長。興味を持たれた方は↓こちらもお訪ねください。にほんブログ村
2010.10.17
「トヨさんは、もういかんかね」という台詞でいきなり来てしまったお年寄りの場面に弱いなあ。前巻にも増して、きついお医者さんの現状もズドンと来ました。が、「はるかに大切なことは、かかる逼迫した環境でさえ、なお為し得ることがあるという確信を捨てないことではありませんか」「その確信があればこそ、我々は24時間365日を働き続けることができるのです」という言葉に何かと世間の目が厳しい教員も励まされたよ。ところで病院の事務長というのはいつも憎まれ役になるので少々気の毒神様のカルテ(2)興味を持たれた方は↓こちらもお訪ねください。にほんブログ村
2010.10.11
ああ、あそこだなと地元民ならすぐにわかってしまう。出てくる病院、街の様子をありありと思い浮かべることができる、というのはなんだかいいものですね。夫が少し前に怪我をして夜間救急でお世話になった松本市の病院を舞台にしたお話です。(本当に、24時間365日受け付けってあります)(本当に大狸先生や古狐先生っているのかな?)お医者さんは厳しい労働環境ですけれど地域医療にがんばってくれている病院ありがたく思います。神様のカルテ嵐で二人いる美形のうちの1人の方(区別がつかない)が主演で映画化されるんですね。興味を持たれた方は↓こちらもお訪ねくださいにほんブログ村
2010.09.26
息子のバッティングにつきあって行ったとあるゲームセンターの漫画コーナーで読み始めてしまった『MONSTER』まずい、はまる・・・で、こういう検索をしてみたりしている。【送料無料】【smtb-u】【中古】その他コミック MONSTER 完全版 全9巻セット / 浦沢直樹通常版の1~3巻を読んだのですが浦沢節に泣けてくる・・・こちらもお尋ねくださいにほんブログ村
2010.09.20
表紙はオレンジで。久々に、東城大学病院で事件が起きミステリらしくなっています。エーアイセンターをどうしてもつぶしたい人々がいるようでしかも、警察官僚もなかにはまじっているし田口先生は陰謀により(?)エーアイセンター長になってしまいましたが白鳥の大活躍によって、なんとか解決へといきます。現実での村木元局長の件もあって小説の中に書かれていることは大げさではあるのだけれど「ありそうだなあ」と思えてしまうのが何とも田口先生の今後には、最大の悪意がさらに待っているようです。こわいです。アリアドネの弾丸興味を持たれた方は↓こちらもお訪ねください。にほんブログ村
2010.09.12
HUBBLE今日、楽天ブックスから届きました。もうさっそく目の保養。美しい宇宙の姿を堪能しています。本当は↓こちらを買いたかったんですが品切れで残念。ビジュアルハッブル望遠鏡が見た宇宙価格:9,800円(税込、送料別)でも、これだけでもけっこう満足。つい独り言で「すげ~」とかつぶやいてしまう母に↓クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村夫が「なんで買ったの」と聞くので「自分が見て楽しむためだよ」と答えたのだけれど理解できないらしかった。(まったく理科教師のくせに・・・)
2010.09.07
何に引かれたかというと二階堂黎人のラビリンス・サーガ新連載。そのほかにも3つの新連載がけっこうなスケール感です。やはり「メフィスト」なので(?)主人公や舞台がヘンだったりどこか壊れた鬱展開もあったりしますが泣ける話もあり短編も読み応えアリの作品群です。分厚いのでまだ途中ですがゆっくり読み進めたいと思います。今さらですがノベルスや文庫本とちがって雑誌や新聞に掲載されるときは挿絵付きなのね。(だいたい本になってから読む私)同時に買った本こういうコラボもおもしろいね。興味を持たれた方は↓こちらにもクリックをよろしくお願いします。にほんブログ村
2010.08.22
これは、夏休みにこそ読む本ですね。核兵器の脅威がなくなり、宇宙開発に全世界が協力し始めた地球。月面で、宇宙服をまとった死体が発見された。だがその死体は、5万年前のものであった。また、木星の衛星ガニメデで、地球のものではない宇宙船の残骸が発見された。地球人類と、月の死体と、ガニメデの宇宙船との関わりは?5万年前に、何が起きたのか?推理小説のようなクライマックスの謎ときが圧巻。しかもスケールが大きすぎ。あれを動かしてしまうとは。SFの名作と言われているのは知っていましたが今まで読む機会に恵まれなかったのですがとてもおもしろかったです。星を継ぐもの子どもたちにSFのおもしろさを伝えたいな~と改めて思った先生に↓クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村
2010.08.03
女教師の告白を皮切りに幼い娘の死をめぐって登場人物のその後の姿と事件の真相がそれぞれの独白によって展開されていきます。3人の生徒と3人の母親みんなモンスターだな・・・と思いつつそれぞれの中に共感するものがあったのは正直なところ。読んでいて重い気分になったとか衝撃を受けたという評判を聞いていましたが自分はそれほどではなかったかも。(ミステリで免疫ついてる?)女教師の告白後にクラス全員にメールを送ったのが誰かわからなかったのとAの母親が最後まで姿を見せなかったのがちょっと心残り。(Aの母親についてはそれでよいと思うけどね)告白価格:650円(税込、送料別)↓こちらもお訪ねくださいにほんブログ村
2010.07.11
久しぶりに読んでみて、やはりこの人の著書は読みやすいなあわかりやすいなあと思いました。このエッセイを読んでいると今の日本の問題はすべてローマでも経験しているように思われ見習うべきことがたくさんあるようで歴史を学ぶことの意義を考えさせられます。この中に「酸欠脳」という言葉があって世襲の政治家のみならず日本全体もこれからそうなっていくのだろうかなんて思ってしまいました。あと、日本人には「戦略」をたてる能力が必要だと繰り返されています。日本人へ(国家と歴史篇)↓こちらもお訪ねくださいにほんブログ村
2010.07.10
題名の意味は、解説にあったとおりなのでしょうかね。カタカナにするだけで、ずいぶん印象がちがいます。でもこういう意味不明の題名が意図不明のこの話の内容に合っている感じですね。お決まりのミステリ作家なら誰でも挑戦するであろう、クローズド・サークルものです。地下というのは初めての舞台設定です。ある人文科学的実験の被験者になるだけで破格の報酬を得られる仕事に応募した12人の男女。その実験の設定は、参加者同士の殺し合いを誘発するようなものだった。そして案の定、死人が出て・・・こりもせずこういうミステリを読むのですがほとんど犯人については考えずに読んでいきます。最後には犯人が必ずわかるという安心感?でも実験主催者の意図がわからないのがとても不満。実験というのは悪趣味だけどしかし後味はそんなに悪くなかったのはなぜ。インシテミル↓こちらもお訪ねくださいにほんブログ村
2010.07.04
短編集です。サスペンスにSFにスプラッタにミステリにふつうの小説にいろいろなテイストの短編が詰まった恩田陸ワールドです。その中でも自分が一番おもしろく読んだのは「あなたと夜と音楽と」密室での二人芝居という感じできちんとミステリになっているのがいいです。「卒業」はスプラッタで残酷なんですがどういういきさつなのかもっと知りたいと思う話でした。朝日のようにさわやかにこちらは単行本ですが読んだのは文庫版文庫版あとがきだけ増えています。↓こちらもお訪ねくださいにほんブログ村
2010.06.23
うちの夫は一応理科教師の免許を持っている。専門は化学(だと思うがはっきりしないというのは理系の理屈っぽさや実証主義がほとんど感じられないからです)この漫画(どうもコンピュータ系)とちょっと傾向が違うので理系にもいろいろな種類がいるんだろうと思った。今日読んだ漫画でなくて、最近読んだ漫画ということで・・・↓こちらもお訪ねくださいにほんブログ村
2010.06.21
「陣」まできたのであと3冊。歴史に詳しいというかよく勉強する女子にいまだに頭の上がらない上に今回は婚約者の聡美さんの家庭の事情もわかってきてなんだか力試しをされているような甲斐くんです。鎌倉幕府について語るときに「地の利」がよく言われますがその頃は沼地だったことを考えると必ずしもそうは言えず「そこしかなかった」というのもそうなのかなと思います。鎌倉時代前後は本当に呪われているかのごとく親子兄弟がドロドロしていますね。今回の副題「血陣」なるほどなあと思いました。カンナ(鎌倉の血陣)『QED』の奈々ちゃんがふたたび登場していたのがうれしい読者に↓クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村
2010.06.20
アガサ・クリスティー&ジョン・カラン著どうして連名になっているかというとクリスティーの膨大なメモが載せられているからですね。早川文庫に入っているクリスティー作品はほとんどすべて読んでいますがたくさんあるものでもう犯人はおろかあらすじも覚えていないものが多くなって何回再読しても充分楽しめるのがクリスティー。(『五匹の子豚』なんて、一番再読の回数が多いのだけれどいつも犯人が誰だったか忘れている)だから、未読の方がこの本を読んでも差し支えないかもしれないとは思うけれどやはり一度すべて読んでから読む方がよいのかなと思います。なにしろ「ネタばれ注意!」が多すぎるので。有名な大作はもちろん、あまり知られていない短編でもいろいろなバリエーションが考えられていたのだなあ。ひとつの作品のメモが数冊のノートにとぎれとぎれにまたがって書かれていたりするのが興味深かったです。なんと、ポアロが登場する2編の短編が初公開です。早川文庫、赤い背表紙といえばクリスティー。最近はご無沙汰している早川文庫に↓クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村
2010.06.01
昨日、夫が買ってきた。一番に読んだのがはるくんで次に夫でその次にしおじいが読んでいた。「またいいところで終わってる~」だって。最近のはるくんとしおじいは母の買う『名探偵コナン』も読むようになった。家には三十何巻から最新刊まであるので暇さえあれば読んでいる。特に、夜寝るときに母が本を読んでいる隣で読んでいる。この前実家に行ったとき、ずっと「読みたい」と言っていた第1巻を見つけだして、うちまで持ってきた。(実家にもおいてあるのだ)MAJORもコナン君も長いね。今回はずっと謎だった眉村くんの過去がわかってほろっとしたよ。静香ちゃんと結婚していたなんて、「まあ!」でした。MAJOR(76)とうとう家族で楽しめるようになってしまった吾郎とコナン君に↓クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村しかし・・・、さすがに夫がアニメ「MAJOR」の再放送を何度も繰り返し見るのには飽きている。アニメ「MAJOR」は「バッツ」編が一番おもしろかったな。主題歌のせいもあって、ものすごく盛り上がる。一番泣けるのは、やはり第1シリーズ。
2010.05.30
コメント(2)
まとめ買いして続けて読みました。キャラクターがユニークでおもしろかった。年が近いせいか、岩波さんがお気に入りです。(本の趣味は違うけど)自分の読書は自分だけで楽しむものなので人と語り合うことを必要としていない読書です。でもこの前依頼された卒業文集にはある本について、語ってしまったな相手が本好きでなくても結婚はできるので(趣味を押しつけなければ)早川さんに早く春を運んでやってください作者さま。のクリックを↓よろしくお願いします。にほんブログ村
2010.05.29
時々接する同和問題の差別事例企業などの裏ではまだそういった「悪意」が存在していることをじれったく思った上巻レディ・ジョーカー警察会社新聞記者それぞれの駆け引き表面の事件だけでなくさらに裏に動いている世界がある複雑な様相の中巻レディ・ジョーカーがつかまらなければいいなと思い競馬場のレディと物井のくだりに泣けた下巻世の中は灰色だ読み終わった後新聞を見たときに思わずレディ・ジョーカーや企業への強制捜査の記事がないかなと探してしまいました。(それは言い過ぎ)実は高村薫作品は初読。登場人物がはまっていく思索に読者もはまっていくような文体です。そしてビールが飲みたくなったゾ。映画みたいな表紙カバーだね↓こちらもお訪ねくださいにほんブログ村
2010.05.09
時間遡行SFですが・・・、果てしなく戦いが続いていつも敵が圧倒的で絶望的な展開にどうやって解決の糸口を見いだすんだろうと。終わりの方になっても畳みかけてきてもしかして悲劇で終わるのか・・・とハラハラでした。「人類を守る」ことを至上命題とされたメッセンジャーその長い時をかけた戦い宇宙と歴史と人類スケールの大きなでも寂寥感の残る物語を堪能しました。時砂の王この作者ってライトノベルに分類されてるの?↓こちらもお訪ねくださいにほんブログ村
2010.04.18
『模倣犯』は、原作を読まないままテレビ放映された映画を見てしまいラストで「なんじゃこりゃ~~~~」だったので原作の方を未だに読めずにいましたがこの『楽園』を読んで『模倣犯』をしっかり読んでみようかな・・・という気分にさせられています。文庫版上下二分冊ですが、一気に読んでしまいました。地雷かな?↓こちらもお訪ねくださいにほんブログ村
2010.04.07
講演会などの資料やパワーポイントについて、ふだん自分が思っていることと同じことが書かれていて共感でした。その効果的な作り方を教えてもらい、この先作ろうと思っているパワーポイント資料の参考になりました。見出しやキーワードで引きつけるなど、記者出身らしいなあと思いました。どんな伝え方をするにしろ、相手のみになって考えることが必要ですね。わかりやすく〈伝える〉技術わかりやすくするために自分の考えを整理する方法は↓こういうのも使うといいかなと思って読んでいました。考えがまとまる!マインドマップ実戦勉強法↓こちらもお訪ねくださいにほんブログ村
2010.04.04
3部作です。読んでいるだけで、心が洗われてくるような気がしました。きれいな気持ちになるような。よく考えるとドロドロになりそうなのにならない人たち。世界の見え方がちがうけれど、純粋に生きている人たち。主人公のものの見え方考え方によって、そんなふうに読者が感じるんだろうなと思う。興味を持たれた方は↓こちらもお訪ねくださいにほんブログ村
2010.04.03
戦争中に行方不明になった友人を捜しに来日した、ニュージーランド人の私立探偵フェアフィールド。巣鴨プリズン内での調査を許可されるかわりに記憶喪失の戦犯キジマの記憶を取り戻す任務を命じられる。そして、プリズン内で起きた毒死事件の謎を追う。戦争について、誰も責任をとろうとしない日本人。読みながら、「和をもって尊しとなす」が悪い方に出るとこうなるのかなあと思っていました。みんな、「これはまちがっているのでは」と思いながら、それを声に出して言えない、言ったらまずいんじゃないかと思ってしまう雰囲気。(それは現在もあるように思う)天皇が無罪であれば、自分たち日本人もまた無罪?そういう解釈は初めてでした。そんな中、キジマは最後自分のしたことの責任をとったのだと思いました。責任をとるとは・・・?ミステリですが、いろいろ考えてしまう作品でした。トーキョー・プリズン興味を持たれた方は↓こちらにもクリックをよろしくお願いします。にほんブログ村
2010.02.25
戸隠と飯綱という、地元民としてはうれしい地名が出てきて新たに興味を注がれる内容です。戸隠神社の奥社は二度ほど行ったことがあり参道をひたすら歩いたあとに急な階段を上ることになるので大変ですがそれも参拝のためには必要な過程なのだろうと思います。戸隠といえば天の岩戸伝説ですがとうとうアマテラスの出自まで手を出すのか高田崇史!て感じそのへんはまた『QED』ででもタタルさんが解明してくれるのかなと期待をしております。「蘇我馬子伝暦」という社伝をめぐって伊賀、甲賀の忍者に羽田野村雲流、戸隠流、修験、さらにまだ大きな影の組織があるようで・・・?カンナ(戸隠の殺皆)興味を持たれた方は↓クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村
2010.02.11
テレビドラマ化ということで書店でたくさん出ていたのを買いました。警察官の世界での、女性の立場というのはなかなか偏見に満ちているのだなあと思いましたがこの小説は90年代21世紀ももう10年目にさしかかったということで少しはよくなっていてほしいなあ、と思わずにはいられない。主人公が主に活躍するのではなく警察が組織的に捜査して証言を集め、犯人に肉薄していく。音道刑事もその一人として歯車として動いている、ということがよくわかりました。でもバイクを駆るところはかっこよかった。疾風と疾走するシーンは白眉ですね。疾風の最期がとても気の毒で泣けました。凍える牙読みながら昔読んだ漫画を思い出したのですが布浦翼さんの『ワイルド・ブルー』という漫画(少女フレンドだったかな)ブルーと呼ばれた、オオカミの血を引く犬が北海道へ向かっていくラストを思い出しました。知っている人いるかな?ものすご~くマニアックかも・・・のおばさんに↓クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村
2010.02.03
北海道警のシリーズ第3弾。洞爺湖サミットをひかえた北海道警察内で、警官の失踪事件が発生。津久井がその警官を捜索することになる。また、小島百合は、大臣の警護に。そして佐伯は、『笑う警官』のときに上から捜査取りやめを命じられた事件について、新たな情報を得て独自に捜査を始めることに。そして郡司事件を発端とする「道警最悪の一週間」にからんで、ある人物の存在が浮上する。3人別々の系統で動いているのですが、次第に同じ場所に向かって集まってきてクライマックスへ。こいつが諸悪の根元か!道警、佐伯がファイル対象だからといって閑職に追いやってるからかえって自由に動き回れるようになってよけいな情報をつかんじゃうんじゃないか~。などとヘンなことを思っていましたわ一応部下の新宮が、佐伯につれなくされて(?)ストーカーしていたのが笑えました。警官の紋章また続編へつながると思われる、新たな火種がくすぶっています。↓佐々木譲さん直木賞おめでとうございますのクリックをよろしくお願いします。にほんブログ村
2010.01.18
アメリカ大統領の訪日に際し、方面警備本部長を任された竜崎。警備本部には、遊軍として入ったけれど別件の事故に不審を抱いて単身捜査する部下の刑事に羽田空港を封鎖しろとせっつく大統領のシークレットサービスに仕事が手につかなくなるほど竜崎の心を動揺させる女性キャリアにと濃いキャラクターが出そろっています。竜崎は指示命令をする立場なのでよくある警察ものとはちがって竜崎の心理が多く描写され現場のアクション描写はほとんどなく報告をじっと待つのみ。それでもスケールの大きさを感じさせます。今回方面警備本部長になったので例のはんこ押しは、警務課長が代わりに。地味ですがいい味出しています。ほかに相談する人がいなくて嫌々ながら伊丹刑事部長のところに向かう竜崎がまたかわいいゾ。奥さんもさすがです。疑心興味を持たれた方は↓クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村
2010.01.16
『隠蔽捜査』で降格人事されて警視庁大森署の署長となった竜崎。強盗から立てこもりへと発展した事件の指揮を執ります。テレビドラマ化されたのを見たのでだいたいの筋は覚えていたとおりでしたが犯人の事情がドラマの方はかなり情状酌量の余地ある設定になっていたけれどこちらはあっさりだったのが少々拍子抜け?ではありましたが、竜崎の変人ぶりに大森署の部下たちがとまどっているところなどおもしろく読めました。竜崎が、無駄なことは無駄とか合理的でないことはどんどん変えていくところが小気味よく教育関係の会合での発言もなかなか言えないことをはっきり言っているなあと感心。でも奥さんがいないと生活面で何もできないとかアニメは子どものものだと思っていたのに「風の谷のナウシカ」を見て感動するとか伊丹刑事部長に昔いじめられたことをずっと根に持っていて伊丹が出てくるたびにそのことを思い出すとかそういう楽しい場面も見られておもしろかった。最後の奥さんとの場面はほのぼのしてかわいい場面でした。奥さんもどんとかまえていてすてきな人です。果断実は続編の『疑心』も続いて読もうとしている読者に↓クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村
2010.01.12
書き方が遠回しなので(登場人物と同様)何が起こっているのかをつかむまでにある程度読まないといけないし事件について話し合っている中に個人的な会話もまじったり人物の抱えている事情なんかも描写されたりするので話がなかなか進まないのが少々じれったくもあるのでした。スカーペッタ周辺の人間関係がドロドロとまでは行かないけどジリジリする感じでさっぱりしないなあと思うしスカーペッタ個人に関わる事件が多すぎだなあとも思うのでした。でも最終的にそんな人間関係もなんとか乗り越えた感じでちょっとすっきりの終わり方でした。性的な部分での悩みが多い登場人物たちもういいおじさんおばさんなのですがさすが肉食系。相変わらず最新のコンピュータ技術を駆使しかし体内埋め込み式のGPS装置知らないうちに埋め込まれるなんてあり得る話だなあ。もうすでにランキングではトップになっているようですが興味を持たれた方は↓クリックをよろしくお願いします。にほんブログ村
2010.01.11
浅見光彦と、信濃のコロンボ・竹村岩男警部の競演。長野県民なら心当たりのあるエピソード満載。この前の長野県知事選挙を背景に、うやむやにされた「オリンピック招致活動費」にからんで殺人事件が起きます。この題名『長野殺人事件』殺されたのは「長野県」だったのかもしれないなあ~などと妄想してみたりするのでした・・・。それにしても内田さんは遠山郷が好きなんだね。長野殺人事件そして北海道の警察官を主人公にした『制服捜査』。『笑う警官』と背景は同じですが、札幌の刑事から農村の駐在所へ異動してきた川久保が町で起きるいくつかの事件にかかわり、一見平和そうに思えた町の、「深い闇」に気づいていく連作集です。田舎町のしがらみはふだんはあまり感じないけれど選挙の時はものすごく感じるんだな~制服捜査どちらも一日で読み切れます。興味を持たれた方は↓こちらにもクリックをよろしくお願いします。にほんブログ村
2010.01.07