マジックバーでの不思議な体験
とある不思議なカフェに行きました。そこは、マジックバーと銘打っているのですが、どう考えても、本当に手品だろうか?と思うのです。というのは、まず、お約束のスプーン曲げを見せてくれるのですが、通常のスプーン曲げとは違い、私が、そのスプーンを曲げるのです。そのマジシャンのBさんは、スプーンには一切触らず、彼が言葉で誘導した通りに私が行動します。「右手でスプーンを持って、力を入れないで、左手の人差し指でスプーンのお皿部分を触ってください。」とここまでは、普通のスプーンの感覚だったのが、そのBさんは、私の目を覗き込みながら、「実はこのスプーンはやわらかいんですよ。」と何度か催眠術のように言っていたかと思うと、え??? 本当にかたかったスプーンがちょっと飴細工の感覚になってきたのです!「やわらかいですよね? では、左手の人差し指で少し押してみましょう。」の声を聞いて、そーっと押してみたら(1枚の薄紙を押すぐらいの力)...スプーンのお皿部分がぐんぐん向こう側に曲がっていき、最後には折れてしまい、びっくりしました。その間、Bさんは、いっさいスプーンには触っていないし、そもそも、最初にスプーンを調べてください、と言われて、そうとういろいろ曲げようとしたのですが、両手を使ってももちろん曲がらなかったものが、指一本で折れてる...???そして、もっと怖かったのがコレ!口に出さず、誰か1人のことを思い浮かべてください、と言われ、家族を1人思い浮かべました。Bさんは、私の目を覗き込み、「ご家族ですね、男の人ですね。」と言う...?!まあ、ここまでは、みんな家族を思い浮かべるかもしれないし、私の目の動かし方でそれを読んだかもしれない...のですが、「その人の名前を声を出さずに頭の中で繰り返し言ってください。」と言われ、私が頭の中で繰り返している間、Bさんは私の目を覗き込んでいたかと思うと、「〇〇さんですね。」と、その繰り返していた名前を言われ、鳥肌が立ちました。思わず、周りの人に「私、まさか、声出して言ってなかったよね?」と聞くも、もちろん皆、首を振り...いったい、これはどういうこと???しばらく口がきけないほど、驚きました。これが、マジックだったとしたら、どういう種があるのでしょう??また、もう一度行って体験してみたいと思っています。