カテゴリ:おもいのままに
そのどんぐりは、
いつか芽を出そうと思っていた。 必ず大木になれるんだと、 確信していた。 だから、 不安を感じることなく、 待つことができた。 4千年もの間。 ただ、じっと、 発芽の環境が整うまで、 ただただじっと、 待ち続けた。 結果に確信がもてたとき、 無限の忍耐力が生まれる。 縄文アラカシ。 どんぐりの中を切り開いても、 そこに、目に見える樫の木はない。 が、土(栄養)と水と適温、空気、日光等々、 環境条件が揃うことによって、 小さなどんぐりからは想像もつかない、 堂々たる樫の大木が育つ。 どんぐりの本質は、 目には見えない。 目には見えないだけで、 それはそこに存在し続ける。 そしていつか、 それは目にも見える形となって表れる。 それが命のプログラム。 すべては宇宙の中の出来事。 そしてまた、 宇宙はすべてに遍満しているがゆえ、 すべてのなかに、宇宙は存在している。 我がうちに、宇宙あり。 疑い怖れるなかれ、 認め、信じるがいい。 認他(多)意力を。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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