金縛り。その3
今までで一番恐ろしかった金縛りは。。。2年ちょっと前の11月頃。すげぞうをお腹に宿して、すぐのことだった。ダブルベッドに、豆ナマとひなぽこ。隣?下?に布団を敷いて、引き戸側に旦那が寝ていた。寝室の引き戸が、10センチ位くらい開いていて。。。何かの気配で目を覚ますと、引き戸の隙間から、黒い影が入ってきた。ひ『え??』と思った瞬間に、もう、グイ~~~~っと金縛り。その影は男の人で、どんどんとひなぽこに近づいてくる。そして、影は敵意いっぱいの目をして影「男の子はダメだから、連れて行く。」と、ひなぽこのお腹から子供を連れて行こうとする。そんな、お腹の子が男か女かわからないけどとにかく連れて行かれたら困るから!ひ「パパ!!パパ!!!」必死でもがいても、体はびくともしないし、声も出ない。今まで、数え切れないほど金縛りに遭ったけど、こんなにも敵意?悪意?を感じたのは初めて。余裕なんて全然ない。ただただ、体から振りほどこうと、もがくしかなかった。影の手が、もう少しでひなぽこに届きひ『もうダメだ・・・』と思ったときに旦「おい、どうした?大丈夫か?」旦那に腕をつかまれ、金縛りが解けた。ひなぽこは、この時ほど旦那に感謝したことはない。やはり旦那は、ひなぽこが苦しみ始めてすぐに目を覚ましあまりに尋常ではない苦しみ方をするので、声をかけたのだそうだ。あの時だけは、旦那がお釈迦様のくもの糸に思えた。(決して、お釈迦様ではナイ)でも、時折思うのだ。すげぞうは女の子。影は「男の子」と言っていたのだから、旦那がいなくてもお腹の子が女だと気付けば、帰って行ったのでは??まさか、すげぞうは最初は男の子だったんだけど、影に○○を持って行かれた。なんて非科学的なことはありえないし。結局、旦那は役に立ったんだか、役立たずなんだか。。。でもまあ、今日、こうしてすげぞうが元気にいられるのは旦那のおかげかもしれない。夫婦愛はなくても、父性愛はあるのかもしれない。そう信じ、今日まで・・・いや、とりあえず明日までは一緒にいてやるか(爆)