『闇の子供たち』
読んでしまいました。7月には映画公開されるんですね。内容は記しません。ただ、この本を読むと人間的に欠落していきます。どんどんどんどん落ちていきます。底なしです。救いさへ見えないようです。なので、落ちたくない人にはオススメしません。あと、タイが好きな人にはオススメしません。読んだ後、誰が悪いとか悪くないとか、自分の立場とかこの世界の人間の立場とか。ものすごく考えちゃいます。考えても、結局答えはでないんです。「かわいそう」とか「哀れみ」とかの感情が湧き出る以前に、つらくなります。本当にそんな本です。事実半分、フィクション半分、なんでしょうね。事実がそれ以上だと、世界が病んでいるとしかいいようがない。もちろん自分を含めて。