観用少女 1,2巻 川原由美子さん
観用少女(プランツドール) 1,2巻 川原由美子さん ソノラマコミック文庫 生きたお人形の観用少女たちと、 少女たちに魅せられてゆく人間達の 悲喜こもごもな物語です。 物語は短編集になっていて、少しずつ読むのには良い感じです。 でも、面白くて一気読みでしたけど(^^) 日に三度の温めたミルクと砂糖菓子が少女の日常のご飯。 愛情を注げば注ぐほど、美しくなってゆく。 お客にとって観用少女は恋人だったり、子供だったり家族だったりします。 それぞれに一緒に暮らす意味合いが違っているし、愛し方もそれぞれ。 1番良かったのが、観用少女を扱っている店主の若い男性。 柔らかそうな長髪を背中に結っている、美形めがね青年。 お客に振るう愛想の良い笑顔の裏では 一筋縄ではいかない、なにかがありそう・・。 だけど、誰より少女たちを愛しているのもこの青年だと思いました。 ただ読んでいると、少し物足りない感じがしてくるのは この作品が男女の物語だということだからなのかな・・。 面白かったんだけどね。 これが「観用少年」だったらもっと楽しめたろうな・・。でも、観用少年×男性客になっちゃうとすぐHシーンになっちゃったりして(爆)不健康すぎるかな(笑)