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テーマ:柔道最高!(453)
カテゴリ:柔道
みなさん、こんばんは☆
火曜日のこと。学校から帰ったヒデキ(小4)は、少々興奮気味でした。 「ママ、今日NとKが学校でケンカしたんだよ」 N君とK君はヒデキの仲良しのクラスメイト。 今、学校ではいつもこの3人組で行動しているようです。 小学4年生の男子のケンカ。 まぁ、それほど珍しいことではないよね? でも話を聞くうちに、ヒデキの興奮していた理由がわかりました。 それは、口喧嘩ではなく、 取っ組み合いの、ものすごく激しいケンカ だったそうです。 みんなで校庭でサッカーをしていたとき、些細なことからケンカを始めた2人は、とうとう大乱闘に 「オレとか、他の子たちが何回か止めようとしたんだけどさ~、 それが、全然ダメなんだよ」 (ヒデキでも止められないって、どんだけ~?笑) 「そしたら、Nのお兄ちゃんたちが通りかかって気づいてね、 “ああ、これで止めてくれる” と思ったら、 “おお、やれやれ~~” って笑って見始めたから、俺らも止めるのはやめて一緒に見ることにしたんだけどさ~、 2人とも、マジですごかったよ」 取っ組み合いのケンカなんて、最近あまり聞きませんね。 N君とK君はヒデキと出会う前からの大親友だから、まぁ、たまにはそんなこともあるのでしょうか。 校庭で、お互いに素手でやるケンカなら、心配ないのかなぁ? 今はケンカの仕方も知らない子が増えている、とよく耳にします。 私も子ども時代は、姉妹でも激しい取っ組みあいのケンカはしょっちゅうしたものでした。 そんな経験から、ケンカの加減もわかっていった、というのは確かにあるのですが… (男の子の母親となった今は、やっぱりそういう話を聞くだけで、ちょっとハラハラしちゃいます) あとで2人(N君とK君)は担任の先生に呼び出されたそうですが、 「はいはい オレも関係者です」 と、ヒデキのおっちょこちょいはついていき、事の経過を先生に説明することに。 ところがヒデキ、 「オレ、先生にね、 “先生、2人とも、なかなかいい勝負だったよ” って教えてあげたんだ」 「うそっ ちょっと、それが言いたくて、ついて行ったの?」 「そう。 そしたら先生が、 (突然、先生の口調で) “今はそういうことを聞いているんじゃない” だってさ~」 「あはは そりゃ、当たり前だよ」 「でもさ~、あれはほんと、いい勝負だったしな」 いつまでも、興奮の余韻に浸り続けるヒデキ。 昨日はその2人、すっかり仲直りして、また一緒に遊んでいたそうです。男の子っていうのは、やっぱりよくわかりません さて、そんな話を聞いて、いつもの柔道の稽古に行ったのですが、 ヒデキの大好きなO先生も憧れの先輩K君も、火曜日は珍しくお休みでした。 (この2人が欠席というのは、滅多にないことです) インフルエンザかな? 風邪ひいちゃったかな? ところがヒデキも、小学生の稽古の途中で気分が悪くなり、トイレで吐いてしまいました。 実はヒデキ、少し前から風邪気味だったのですが、ちゃんと治っていないままでした。 中学の稽古はやらずに帰るかな? と思っていたら、小学生の稽古が終わったときに、同じ4年生のライバルT君がヒデキに、 「今日、(中学の稽古に)残っていく?」 と、尋ねてきたのです。 これまで小学生で中学の稽古に残っているのは、6年生のK君、S君、W君と4年生のヒデキの4人だけでした。 少し前からヒデキが、 「ねぇ、T君も残っていくようにT君のお父さんに言ってよ」 と言い出し、先週からようやくT君も残り始めたところでした。 思わず、 「うん」 と答えたヒデキ。 やっぱり自分が誘った以上、T君を残して帰るわけにはいかない、と思ったようです。 K先輩のお姉さん(中3)も中学生の稽古に参加しているため、やがてK君のお父さんが道場に入って来られました。 「K君、風邪ですか?」 と聞いてみると、 「今日、足を捻挫しちゃってね~」 と、お父さん。 「えっ 怪我しちゃったんですか 柔道で?」 「いやいや、学校でね」 そういえば、K君は前に怪我したときも、確か学校でだったなぁ~。 K君、きっと学校でも元気いっぱいなんだろうな。 憧れのK君が捻挫してしまったことがわかり、まさかヒデキはそれを真似しようと思ったわけではないと思いますが、その後の中学生の稽古で乱取りの最中、 「いった~~い」 何と ヒデキも捻挫してしまったのでした 左足首の内側が、みるみるうちに腫れてきました。 何とか歩けるし、痛がり方からも、どうやら骨には異常はなさそうでしたが、帰りに柔道着のまま、かかりつけの接骨院へ 右足首の捻挫がようやく良くなったと思ったら、今度は左足です。 昨日は午前中が校外学習で、大きな公園を散策することになっていたため、学校は午後から送って行くことにして、朝のうちに再び接骨院で治療。 早めに治療できたので、前回よりは早く良くなりそうです。 「来週は塾内大会だしな~。 オレ、来週までに治さないと」 「えっ 来週の試合、出られるの?」 「当たり前じゃん 出られなくても、出るしかないんだよ」 「そんな… 出られなかったら、そりゃ、出られないでしょ?」 「何言ってんの~? オレ、今度こそ金メダルとるんだよ」 ああ、金メダルね。 ヒデキがずっと夢見ている金メダル。 これまでヒデキが試合でもらったのは、銅メダルと銀メダルだもんね。 前回の塾内大会では、てっきり学年別だと思い、本人は金メダルをもらえるつもりだったのですが、先生がレベル別でクラスを決め、ヒデキは4年生と5年生の混合クラスで戦うことになり、優勝は5年生、ヒデキは銀メダルに終わったのでした。 それでも、外のいくつかの試合に出てみると、 「やっぱり、塾内大会が、一番金メダルがとれる可能性が大きそうだ」 と踏んだヒデキは、何が何でも来週の大会に出るつもりのようです。 明け方になると咳き込むヒデキ。 今日の柔道の稽古は、見学もお休みした方がいいかもね。 捻挫したのも、もしかしたら「まずは、風邪をちゃんと治しなさい」っていうメッセージなのかもしれません。 今週はゆっくり休んで、風邪も足もきちんと治してから、 来週元気いっぱいで復活すればいいじゃない? 根性のないはずのヒデキがこんなことを言うのですから、よっぽど金メダルが欲しいのでしょう。 金メダル…こればっかりは、どんなに我が子が可愛くても、親が買い与えることができないものです。 今年最後の試合になる塾内大会。 悲願の?金メダル、今度こそとれるといいね。 でも、先は長いんだから、ぼちぼちいこうね。 ヒデキの体調が、早く良くなりますように ひなたまさみ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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