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カテゴリ:大好きな人たち
『とうせんばと私』のつやちゃんは、空襲で焼け出されたあとも、好奇心いっぱい、天真爛漫な少女のまま大きくなりました。 学校では、ドッジボールやバレーボールで大活躍。 負けず嫌いの性格から、勉強も頑張りました。 正義感の強いつやちゃんは、曲がったことが大嫌い。 お友だちがいじめられたりすると、黙っていられないつやちゃんは、相手がどんなに強い上級生でも、平気で文句を言いに行きました。 娘時代は、市内の女性の中で一番早くスクーターの免許を取り、スクーターを走らせました。 美術の勉強をしたり、新聞広告に載っていたカクテルの講習会に参加してカクテルを作る勉強をしたり…とても活発で行動的なつやちゃんは、あるときついに人生のパートナーと出会いました。 自衛隊の制服に身を包んだハンサムな青年。 北海道函館出身の彼は、防衛大学校卒業後、潜水艦に乗るために当時呉の港で寮生活を送っていました。 大学時代にはラグビーで全日本大学ラグビーベスト15の一人に選ばれたという身体はとてもたくましく、また北海道の大地のように大きく、広い心を持っていることがわかると、つやちゃんは彼のことが大好きになり、猛烈にアタック ついに意中の人のお嫁さんになることができました。 その後、つやちゃんは5人の子どもを産み、関節リューマチの発病をきっかけに長く闘病生活を送ることになりますが、 「パパみたいな人を見つけて結婚しんさいね。 幸せになれるけん」 と、それが娘たちへの口癖でした。 最後の最後まで、つやちゃんはパパを愛しぬきました。 時にはケンカもしていたけど、いい夫婦だったよね 今もきっと天国から、 二人は仲良く私たちを見守ってくれているのでしょう。 私の大好きなお父さん、お母さん。 改めて… ありがとう ひなたまさみ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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