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テーマ:中国&台湾(3304)
カテゴリ:ヒッポ
♪トゥルルルルルルル
トゥルルルルルルル♪ (あ~~~、この音だ 国際電話の呼び出し音。 いつ聞いても、ドキドキするなぁ…) ブチッ 「ウェイ、ウェイ」 (あっ、誰か出た! 女の人だ。 でも、若い声だ。 もしかして、娘さん? やっぱり“もしもし”って“ウェイ”って言うんだ) 「ウ、ウェイ 私は日本人です。 ヒッポのメンバーで、ヒデキの母です」 たどたどしい中国語で伝える私。 ちゃんと通じるのか? 「ああ」 どうやらわかってくれた様子。 「お母さんは今、家にいますか?」 ヒッポの中国語のCDに、電話をかけて “ダイスケ君、今(家に)いますか?” と、尋ねる場面があります。 そのダイスケをママに直して聞いてみたのです。 通じるかな??? すると、受話器の向こうから、 「プーツァイ プーツァイ」 と答えが返ってきました。 それを聞きながら、なぜか自然に (ああ、不在(プーツァイ)なんだ) とわかる私。 「わかりました。 じゃ、今日のうちにもう一度かけ直します」 と必死で中国語で伝え、 「バイバイ」 と電話を切りました。 (あああああ~~~~ 疲れたぁあああああ でも、ちゃんと通じたぞ!!!) 私の横で緊張して立っていたヒデキ(小5)は、お母さんが不在だったことで拍子抜けした様子ですが、 私は自分の中国語が何とか相手に通じたことだけで、大満足。 息子のホームステイはこれからだというのに、なんだかもうすべてが終わってしまったほどの達成感でした(笑)。 それから毎日何度も電話をかけたのですが、ほとんど家にいないのか、まったくつかまりませんでした。 そして先日のこと。 朝電話をしてみると、ついに、ヒデキがホームステイでお世話になるお母さんと電話でつながりました。 「息子がホームステイをさせていただけること、 本当にありがとうございます。 よろしくお願いします」 と、またしても緊張しながら中国語で伝えると、お母さんは、 「ハイハイ」 と、何と!?日本語で答えてくれました。 「あれ? 日本語が話せますか?」 「ワタシ ト シュジン ハ ニホンゴ ハナセマス アンシン シテクダサイ」 「えっ? ああ!!! 日本語がお上手なんですね? ご主人も日本語を話されるのですか? それは安心しました」 思わず日本語で話す私のことばを聞きながら、 さっきまですぐ脇に立ち、 「ニイハオ ワォ~シ~(僕は) チント~ト~チ~チャオ(よろしくお願いします)」 と、必死で練習していたヒデキは、 よっしゃぁああああああ と、両手を振り上げてガッツポーズ(笑) すぐに私からニコニコして受話器を受け取ったヒデキですが、 なぜか困ったような顔で黙って聞いています。 (どうやらこのとき、お母さんは中国語だけでヒデキに話しかけていたようです) やがて、にっこり笑いながら、 「え? 好きなもの? オレの好きなものはねぇ~~~ に・くぅ~~~~~~」 あははは 思わず、吹き出す私。 再び受話器が戻ってきたとき、お母さんは 「トッテモ スナオ デス カワイイ」 と言ってくださり、私もつい、 「ええ、ありがとうございます。 それだけが自慢の子です」 と、親バカ発言(笑)。 続いて、 「イツモハ ゴハン ヲ タベマスカ?」 「はい。 ご飯が大好きです」 「キライナ モノハ アリマセンカ?」 「あると思いますが、 きっと大丈夫ですから。 ありがとうございます」 その後、中国語を頑張って話そうとしている私のために、ゆっくりと中国語でも話してくださいましたが、そのことばが、 「息子さんが我が家へホームステイに来てくれること、 家族みんなでとっても嬉しく楽しみに待っています」 と言ってくださっているのがわかり、 「シェイシェイ」 あ~~~~~、よかった!! 本当に優しいお母さんのようです。 ヒデキの食べ物のことを、一番心配してくださっているんですね。 そして何より、ヒデキのことを カワイイ と言ってくださったことに、私はすっかり感激してしまいました。 お母さん、10日間、息子をあなたに託します。 本当にありがとうございます ステイ中、子ども同士は中国語だけの会話になると思いますが、 ご両親が日本語が話せるというのは、やっぱり心強いですね。 お世話になるホストファミリーへの電話かけ。 ひとつ、大切な準備が終わりました。 また、ヒデキのホームステイが近づいてきました。 ひなたまさみ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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