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2008年07月25日
テーマ：中国＆台湾(3292)
カテゴリ：ヒッポ
おはようございます
 しばらくお休みしてしまいましたが、みなさんはお元気でしょうか？ お休みしてしまった間に、子どもたちは夏休みに突入し、 母の一周忌も終わり、 そして昨日はついに… ヒデキ（小５）が、ヒッポファミリークラブのプログラムで、 台湾へホームステイに旅立ちました   前日の夜、 スーツケースの前で、持ち物リストを片手にテキパキとパッキングの指示を出していたのは… お姉ちゃんのサキ（中２）でした。 そういえば３年前、同じ小５で、ロシアでホームステイをしたサキは、たった一人であっという間に荷造りをしてしまったっけ。 その後、娘はPCの前にしばらく座っていたと思うと、 今度はヒデキに２通の手紙を…  （中を読んでみたいっ！ 特に“泣いたら読め”の方、何が書いてあるんだろ？） 最後は、 「ママ、明日の見送りのときに使う旗、作ろうよ」  結局、準備の段階で私の出る幕はほとんどありませんでした。 荷造りを終え、夕食のあと。 トイレから出たヒデキが、私のところへ来て 「ママ、ヤバイよっ   お腹が… お腹が…  」「えっ  まさか… お腹、こわしちゃったの？  」「うん。 めっちゃ痛い  」「台湾行くのに、緊張してる？」 「・・・・・・うん  」ベルトまでしていたスーツケースをもう一度開け、慌てて正露丸を…。 （そういえば、最近は柔道の試合の日でも、お腹こわさなくなったなぁ～） その後もヒデキは興奮して、なかなか眠れませんでしたが、 泣いたり、「行きたくない」と言い出したりはしませんでした。 （覚悟はできているんだね） 昨日の集合場所はTCAT（東京シティエアターミナル）。 総勢106名の参加者のうち、成田空港から出発する東日本地域の子どもたち５８名が、お揃いの黄色いＴシャツを着て集まりました。 既に顔見知りの子や仲良しの子がいるヒデキは、あっという間にその中に入っていきます。 そこでしばらく最終チェックやお話があり、いよいよバスで空港へ向かうのですが、バスに乗り込むときも、ヒデキは一番乗りでした。    「ヒデキ、最後に何か言っておくことはない？」 と尋ねると、 「ROOKIES（ルーキーズ）の最終回、 録っておいてね  」(ガクッ) バスに乗り込むと、ヒデキは見送りの親たちが立っている側に席を取り、 窓を少し開けると、その隙間から笑顔を覗かせます。 「ヒデキ、頑張るんだよ～～～  」と、思わず大きな声で叫ぶと、 「あったりめーーーーだ 頑張んねぇと、意味がねぇーーーだろ？」 すっかりROOKIES主役の安仁屋くんになりきっているようです(笑)。 (惜しいっ！ 似てないのは、体型と顔だけだよ！爆） ヒデキはかなりテンションが上がっているようだし、みんなの前でもあるから、強気な発言をしたと思うのですが… ふと見ると、隣の窓を開けていた少年が、窓のすぐ下に立っているお母さんと握手をしています。  それを見たとたん、 「おいっ、 早く、早く！！！」 ヒデキも慌てて私を呼び、握手を求めてきます。 「かっわい～～い  」近くに立っていたお母さんがそんなヒデキの様子を見て、クスッと笑っていましたが、 本当は今にも泣き出しそうなくらい緊張しているヒデキが、 自分を奮い立たせようと必死なのと、 私に心配させないように精一杯なのがわかり、 私も涙を堪え、笑顔だけで見送りました。 家に帰ってきて、朝ヒデキが脱いだシャツやズボンを見ても、涙は出ませんでした。 （３年前の娘のときは、これで泣いてしまったのに…。 やっぱり２人目となると、親の方も慣れてくるのかな？） ところが、夕方近所のスーパーに買い物に行くのに、家を出たとたん、 ヒデキの自転車が目にとまり、 （ああ、いつもこの自転車に乗って、この辺をみんなで走っているのに…） 思わずヒデキの姿を捜してしまう私。 スーパーのお肉コーナーでも、やっぱりお肉大好きな息子を思い出してしまいます。 「ママ、台湾から帰った日は、絶対に そぼろご飯 にしてよ 」挽き肉を見ると、ヒデキの声が聞こえてくるようです。 （ああ、いけない、いけない ）思いがけないところに、涙のスイッチが隠されているようです。 まぁ、もう１０日間は、私もどうすることもできませんからね。 どんなことが起こっても、 泣いても笑っても、 ヒデキにとっては全部が貴重な経験になるのですから、 とにかく最後まで頑張って、 元気いっぱいの笑顔で帰国してくれるのを待つことにします。  ひなたまさみ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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