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テーマ:VIVA!少年柔道!(160)
カテゴリ:柔道
おはようございます
小春日和。 穏やかな日曜日でしたね。 皆さん、楽しい週末を過ごされましたか?
まばらな更新、皆さんのところへの訪問は出来ない状態が続いていますが、こんなブログでも読みに来て下さり、本当にありがとうございます。 柔道に興味のない方たちには申し訳ないのですが、嬉しい出来事があったので、今日も息子の柔道の話題です。
先週の火曜日。 年内最後の稽古で、塾内大会があり、ヒデキは6年生を抑え、 金メダル
を持って帰ってきました
弱い弱いチームですけどね、
ちっちゃいちっちゃいメダルですけどね、
ヒデキには
そりゃ~嬉しい優勝だったわけです。 「しかもね、この試合のあと、2月の南が丘杯の選手決めの試合もやって、
オレ、5年生の2人の中に入ったし」 外の試合じゃいっぱい負けて帰ってくるヒデキですが、この道場の中では自分がみんなを引っ張っていかないと!と思い始めているようです。 下級生の選手たちにも、中学生の部にも残って練習するように誘っているようです。 ヒデキも先輩になってきたんだなぁ...。 先輩といえば、ヒデキの憧れ、去年大将だったK先輩は、中学生になった今も週一のペースで道場の中学生の部に通い続けています。 (中学での部活動のあとの参加だそうです) ヒデキが小4の頃、中学生の稽古に残っていくように勧めてくれたのはK先輩だったなぁ~。 毎週のように
「まっちゃん、今日はやっていく?
やっていけば?」
って、声をかけ続けてくれたK先輩のおかげで残るようになったヒデキ。 怖くて、泣きながら脱走したことも何度もあったよね(笑)。
小4の頃のヒデキ。 向かって右隣の、大人のように大きいのがK先輩です。
K先輩は、県の強化選手の選考をするような試合には出たことがないので、どのくらい強いのかはわかりませんが、先生方の話によると「全国レベルだろう」とのことでした。 体格に恵まれ、運動神経は抜群で、優しい。 そこらの大会では必ず金メダルをとってくれ、都内のどんなに強いと言われている選手とも互角に戦い、後輩たちの憧れの的でした。
小6の後半のK先輩は「ルネッサンス強化選手」に抜擢され、県の強化選手の練習会にも参加するようになっていました。
そのK先輩が、ヒデキが柔道を始めて間がない頃から、なぜかヒデキのことをとても可愛がってくれるのです。
塾内試合のあとの中学生の練習のとき、K君はヒデキの手にしていた金メダルに気付いて、
「おっ、まっちゃん金メダルとったの?
すっげーじゃん」
と、すかさず声をかけてくれたとか。
去年まで、塾内大会では圧倒的な強さで金メダルをとり続けていたK先輩。 彼にとってはこの大会で優勝することは"すごいこと"には入らないんじゃないの?
と思うのですが、ヒデキの嬉しさにはちゃんと気付いて声をかけてくれる優しさ。
柔道着を新調し、白帯に名前を入れて締めたときも、最初に気付いてくれたのはK先輩。
「まっちゃん、
もう隠し帯してんの?
早くねぇ???」
試合のときなどに、相手に自分のレベルがわからないよう、わざと白帯を締めたりすることを"隠し帯"っていうのかな?
そんなK先輩が、最近ヒデキの進学先(中学)をとても気にしてくれているようなんです。
「まっちゃん、やっぱり(一番近い)O中に行くの?」
「ううん。
オレ、O中には行かない」
*ここでは詳しく書けませんが、何度か稽古に行ってみて、ヒデキはここへは行かないと決めました。親もその理由に納得したので、進学先からO中という選択肢はなくなりました。
「えっ?
そうなの?
じゃ、どこ行くの?」
「今、考えてるところ」
「じゃ、H中においでよ。 ただ、練習が一日に7時間っていう日もあるけどね」
そうです、K先輩の通っているH中は、この地域(秦野・伊勢原・平塚市)では柔道が一番強い学校です。 K先輩は、顧問の先生からのお誘いを受け、30分近くの時間をかけて自転車で通っているそうです。
K先輩の家から30分じゃ、うちからは50分近くかかるでしょう。
・通うのが大変 ・練習がきつそう
だから、H中は絶対に行かない
と断言していたヒデキが、最近、
「オレ、頑張ってH中に行こうかな?
まだ、わかんないけど」
と、口にするようになったのは、もちろんこのK先輩が誘ってくれているからです。
学区外の学校なので、お友だちは誰もいません。 知っている人といえば、年に何度か試合で顔を見るライバルの子たちが何人かと、あとはK先輩がいるだけです。 ヒデキが中1のとき、K先輩は中3。 きっと、強い大将になっているでしょう。 「ママ、
オレね、H中に行くなら、自分から行くんじゃなくて、
K君みたいにH中の先生に誘われて行きたいんだ」
「へぇ~、そうなの?
じゃ、来年のこの辺の大会じゃ、K君みたいに全部金メダルとらなくちゃね」 「うん。
ママ、K君って、あれだったでしょ?
お風呂のやつ」
「はぁ?
お風呂???」
「だから~~、
強化選手の...
ああ、わかった
湯ネッサンス」
「あははは ヒデキ、K君は湯ネッサンスじゃなくて、
ルネッサンス選手
だったんだよ。
湯ネッサンスは箱根にある温泉施設でしょ?」
「そ、そうなの~?
オレ、箱根の遠足でバスガイドさんが
"こちらが箱根湯ネッサンスです"
って言ったとき、K君の通ってる道場があるんだと思って、マジで探したしな」 まったくこの子はこういうところ、天然なんだか、本気で弱いんだか(笑)。 来年の今頃には、進学先の中学校も決まっているのかな? 先のことはわかりませんが、大好きなK先輩を追いかけてH中学に進んでくれたらいいんだけどなと密かに思っている母であります。
ひなたまさみ
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