カテゴリ:島・旅
この日は、パムッカレからカッパドキアまで、シルクロードをバスで数百キロ突っ走る長丁場。
途中、アナトリアの重要都市コンヤや、シルクロード沿いに点在する隊商宿を経由しました。 砂漠ではなく、ハゲ山と野原と畑の風景が何時間も続く どこまでもまっすぐ 遠くに雲の影が映る だんだん、ちいさなことがどうでもよくなってくる 草原の彼方に集落 ディナルの街で一休み これは名物の硬いヨーグルトとハチミツ 逆さにしても落ちません 風景の中で動くものといえば、ときおり遊牧民の追う羊の群れが立てる土煙くらい。 大きな湖に差し掛かったときに、ぼうっと湖面に家々が立ち並ぶのが見えました。 蜃気楼だと、教えられました。 【コンヤ】 古代からの歴史を持つこの街が、最も栄えたのは13世紀ごろ。 ルーム・セルジューク朝の首都として、芸術家・建築家・神学者などが集まりました。 イスラム神秘主義の一派、旋舞教団メヴレヴィーもこの地で創始されました。 年に1回、創始者メヴラーナの命日前後に、セマーと呼ばれる旋舞が開催されるといいます。 <カラタイ神学校> 1251年創立の神学校。現在は博物館となっています。 レース編みのように繊細な天井 モザイクは美しいブルー 四隅から細長い三角が5つ ターキッシュトライアングルという建築様式 <メヴラーナ博物館> メヴラーナの霊廟が、博物館として一般公開されています。 共和制に移行後、修行場は閉鎖され教団も解散させられましたが、 今も多くのイスラム教徒が訪れています。 見学していると、スカーフ姿のティーンエイジャーの女の子が、 わたしたちに何か一生懸命トルコ語で話しかけてきました。 通訳してもらうと「日本人が大好き!またトルコに来てください。」と言っているそう。 この旅の間、老若男女問わずいろんなところで同じように話しかけられました。 ひとなつこく笑顔の素敵な人たちです。とてもうれしかった。 トルコブルー メヴラーナの棺 コーランの豆本、非常に細かい 旋舞セマーの伴奏に使用されたのか 館内では、靴の上から青いビニールカバーを履かされました。 ちょっとまぬけな姿です。 クモよけのダチョウの卵があちこちにぶらさがっていました。 【隊商宿】 商人には3晩まで無料で提供されたキャラバンサライ。 質素なものを想像していたのですが、石造りの立派なものでした。 おじいちゃんとお孫さんかな 恥ずかしそうに手を振ってくれました 夕陽が照らしだした そしていよいよ、カッパドキアに近づきました。 山の向こうに、真っ赤な夕陽がつるべ落としで沈んで行きました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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