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テーマ:妊婦さん集まれ~!!(4751)
カテゴリ:マイベビーの誕生
気付いたら、そばに見知らぬ助産師さんが。
一晩つきあってくれた素晴らしい助産師さんがいない そうなんですよね。 一晩経って、夜勤の助産師さんと日勤の助産師さんが勤務交代をなさったわけです。 あの助産師さんに取り上げてもらいたかったけど…。 新たな助産師さんが診察をするから仰向けになって、というので再びグオオオオとなりながら仰向けに。 陣痛がきて、ぐぐぐっと赤ちゃんが下がってくるのがわかるけれど、こっちは痛みで背中を反ってしまう。 助産師さんが、「反らないであごをひいて」とまず一喝し、私の身体を押さえつける。 弱気発言はご法度だと思っている私ですが、心の中で「無理~」と言いたくなってきました。 そしていきみ方をいろいろ指示してくれるんですが、そして私は言われたとおりにやっているつもりなんですが・・・全然ダメらしい・・・ なにしろこれまで陣痛逃しの為に力を抜くことばかり、12時間も続けてきたわけで・・・いきなりスイッチは変われない・・・? ていうか、「いきむ」って「りきむ」とは違うんですよね・・・?そんなに私は非力な方じゃないと思うのに、なんで全然ダメ ダンナも私の肩を抑えつけながら、「がんばれ~」とか言って、気持ちだけは一緒にいきんでるのに・・・って、それは関係ないか。 何度やってもダメなので、助産師さんから恐怖の提案。 「さっきまで横向いてたじゃない?あの時のほうがうまくいきめてたわよ。だからもう少し進むまで横向いてしばらくいきんだほうがいいと思うわ。」 「・・・あの。今・・・横向きになっても・・・絶対に産む時は仰向けにならなきゃいけないんです・・・よね・・・?」 「そうだけど。でも平気よ、仰向けになる時は、私が手伝うから。」 「・・・いやです・・・」 と答えた私に助産師さん、絶句。 何がいやだって、横向きから仰向けに戻る時の苦しさを考えると、絶対にイヤだったんですよ。もう診察するからって仰向けになっちゃったのに、またもう一往復することになるなんて冗談じゃない 「だって、それじゃあ進まないじゃない!手伝うからって言ってるじゃない!」という助産師さんに、「でもでも仰向けになる動きが無理なんですこのままイケれば、このままでいいんですよねそれならこのまま頑張りますから」と、断固横向き提案を拒否してみた。 「・・・そうお・・・?まあ・・・そこまで言うなら、あと2,3回は仰向けで頑張ってみれば?でもそれで無理なら横向きよ」 ウオオオオオオオオ 「あらなによ~、やればできるんじゃない。その感じよお~」 できたらしい。仰向け→横向き→仰向け、回避 でも、できたと言われても、イマイチ今までとどう違ってうまくいっているのかが論理的にわからない。だからコツがつかめていないらしく、2回に一度はダメと怒られる。 分娩室を、相変わらず医師がチョコチョコのぞいているのだな、と思ったら・・・副院長 あの感じ悪い医者じゃない よくよく考えてみれば、助産師さん達の交代とともに、医者も交代していたのですね。 そしてその日の日勤が副院長だったということらしい。ちょっと嬉しいかもダンナの知り合いの知り合い、という知人なんだか見知らぬ人なんだかよくわからない副院長。 助産師さんに、ダメダメと言われている私のそばに、副院長がやってきました。 医師は切ったり縫ったり処置しに来るだけでしょ?きっとまだまだだろうに。と思っていると、ダンナと私に向かって「う~ん、あともうちょっとなんだけどね~」って。 そして本来は手も口も出さないであろう、いきみシーンに付き合ってくれる。 「深呼吸のあと、声出さないでいきむでしょ?それ、もっと一回を長くやらないと。」 そうか、そうなんだ。 「~~~~~~~~」「そう!うまい!それそれ、その感じ」 と、やっている間に足元からバシャバシャ生温かいものが流れ出てくる。破水したようで。 羊水ってやっぱり温かいんだな~。それにすごい量・・・滝のように出てくるんだから そして赤ちゃんの頭が出口のすぐ手前、またの間に挟まっている感じがわかる。さすがに痛いけど・・・、こんなところに赤ちゃんの頭があったんじゃあ、さぞかし苦しいんじゃないか・・・?と思うと早く出してあげたい。 でも何度も頑張っているのに出ない。 副院長が肛門の辺りを手のひらで押している感覚。 「あのね、この手のひらをグーッと押し返すような感じでいきむんだよ」 へ私今までいきむってお腹に力入れるんだと思ってたんですけど・・・。そうだったのか・・・それじゃあ全然違うじゃないか・・・。 と思って、お尻を突き出すようにして、ぬおおおおお 「そうそれそれいいぞ頑張れもう一声長く」 ダンナも副院長と一緒に同じような掛け声をかけていた。 ちょっと体育会系の応援団って感じで。 すでに助産師さんの声は私には届いておらず男2人の応援団の声が頭の中に響いていました。 何度かいきんだものの、やっぱりまだ。副院長からのお言葉。 「ホントにあとちょっとなんだけどねえ。もう一声強い陣痛がくるといいんだよね。ただどうもあと少しだけ子宮の収縮が弱いんだよねえ。すこ~しだけ、陣痛促進剤を点滴に入れればすぐ産めると思うんだよ。」 量も少ないし、全く心配のない程度の量だから、大丈夫だよ、と説明してくれる。 点滴はブドウ糖を入れると言って、分娩室に入ってすぐに付けられていました。 後日助産師さんに聞いたところによると、別に必要ない場合もあるけれど、分娩の時に出血が多かったりすると血管がとれなくなっちゃう場合があるんだそうで。 お産の最中や直後に薬を点滴で入れようとした時に、針が刺せないと困るので、あらかじめ血管を確保するために必ずブドウ糖の点滴をしておくそうです。 その点滴に、陣痛促進剤を少量ずつ入れてみよう、というのです。 私の周辺には促進剤を使って産んでいる人はすごく多いし、以前に怖いニュースになったようなことは、目の前で医師や看護師が見ているんだから起こるはずがないということもわかってはいました。 でも・・・どうしてもしようがなければ使うしかないんだろうけれど、もともと自然分娩が私の望みだったし、よくあるように、予定日過ぎても陣痛が来ないから、というわけでもない。 ここまで自然分娩に限りなく近く(本当はフリースタイルで産みたかった)頑張ってきたのに、最後の最後で促進剤・・・? なんか・・・くやしい 「あの~、それは・・・促進剤を使わなければ生まれない、ということで使われるものなんでしょうか。それとも楽に早く出す為に使っちゃおうというものなんでしょうか?・・・つまり、私さえもっと頑張れば、使わなくて済むってことなんでしょうか?」 「ん?・・・まあ、それはそうかなあ・・・」 「じゃあ、がんばってみます」 「そう?それじゃあもう少し様子みようか。もうちょっとだけ、強く押し出す力があれば、すぐ産めると思うから。もうすぐ、もうすぐ。」 という会話を交わし、もうすぐって言葉も信用できなくなっている状況でしたが、とにかく促進剤は拒否。 そして・・・いきむ 「おおそうだよ、それそれ」 気付けば助産師さんも副院長も、ダンナにあれこれ指示をしていて、ダンナも彼らと一緒になって私の身体を押さえつけたり、「目を開けて声出さない」とか言ってるし。 後日「あの時オレは医療スタッフだった」とか言って悦に入っているくらい。 副院長いわく「なんだかなあ。嫌がることを、するよ、って言うとそれまでできなかったことも力が出て頑張れちゃうんだ」って。 否定できない・・・ 浣腸、しかり。横向き仰向け、しかり。促進剤、しかり。 そして、その後いきむこと2回。 「イッテ~~~~~~~」 と思わず叫んだ。 のは・・・予告なし、麻酔なし、で会陰切開されたから。 決して生まれたからではありません・・・ と同時に、んぎゃああああああ んんぎぃえああああああああああ・・・・・ と・・・病院中に響き渡るのではないかと思うような大音量の産声をあげ、我が子は生まれてきたのです 「生まれたよ」と副院長がベビーの首のところとお尻の所を持って、見せてくれました。 まだ私とベビーはへその緒でつながったまま、ご対面となったのでした。 時に2010年12月7日、午前10時27分。 病院に入ってから調度14時間半程が経過していたころのことでした。 産後のもようは、まだまだ続きます VOL.6へつづく・・・ 海外もののなにが楽しいって、書いてある言葉だと思うんですよ~。 私がこの中で欲しいかも、と思ったのは「daddy loves me」 だいたい「I love mammyかdaddy」なんですもの。 でもうちはDaddy loves meだわ。 アメリカ帰省土産でもらったスタイには「adorable」って書いてあったけど。
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