カテゴリ:生と死
あなたは今頃一人で 悪夢の中を彷徨っているんでしょう。
そして、 泣いているんでしょう。
そばにいてあげられなくて ごめんなさい。
先日、 あなたのお子さんの悲しい話を聞いて 私は 気の利いた言葉を 何も言ってあげられなかった。
あなたは 『生きるって辛いね、運命って過酷だね』 と言った。
『うん・・』
私は言葉に詰まってしまった。
死
生
この数年 私は嫌と言うほど これらを身近に感じて来たはずなのに 確固たる答えらしきものなど 一つも持ってないことに気付く。
今まさに お子さんを失いかけている友に かける言葉一つも持っていない自分の
その不甲斐なさ 情けなさを感じた時
私の中で 何かがはじけた様な気がした。 自分が乗り越えた気になって 意気揚々と生きて来たことが ただの強がりだったと・・・ うな垂れた。
そして 私は酔いに身を任せてしまった。
今の世の中には 色んな選択肢がある。
相手が嫌になれば 相手を変える。 住む家が気に喰わなければ 引越しをする。 仕事が嫌になれば 職場を変える。
各ジャンルで リセットが簡単に出来る今のこの世は 苦労や挫折を楽に回避出来るように見える。
そんな時代に 私も友も そぐわない生き方をしているのかもしれない。
それは やはり 『運命』 という言葉でしか片付けられない。
その後をどう生きて行くかが大事だ、と人は言う。 私もそう思う。
でも そう思えるのには時間が必要だ。
図太い私ですら 本当は闇の中なんだから、 愛情深いあなたのこと、 きっと もっと長い闇を彷徨うのでしょう。
それを思うと 胸が張り裂けてしまいそうになるのです。
でも 例え あなたが誰かに責められても あなたが自分自身を責め続けても 何があっても
私は永遠にあなたの味方だよ。 あなたの嫌な部分も知ってる。 でも、これだけは変わらない。 ずっと味方だよ。
お互いに 色んな運命の中で たくさん辛かったけど 負けないように 沈まないように 逃げないで 必死に生きて来たあなた。 そして こんなワガママなわたしを 事あるたびに 『人間らしいじゃん、好きだよあたしは』 と笑ってくれるあなたが、 わたしの友であることは かけがえのない誇りです。
あなたの幸せと 安らぎを 今 本当に強く 心から願っています。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006/12/06 04:28:14 PM
コメント(0) | コメントを書く |