人が倒れたとき
朝の電車。 途中の駅から乗ってきた男性がいきなりぶっ倒れましたっ! あたふたと、車掌を呼びに行くジーンズの女性。 なすすべなく唖然と見守る人々。 と、居合わせたカジュアルな中年男性が、倒れた人の脈をとりながら、落ち着いた様子でなにか問いかけている。 あ、医師だ!! その私服姿からは医師とは気づかれないけれど、誰もが医師と分かる振る舞いです。 おしゃべりに余念のないおばちゃんたち。 デートの待ち合わせ場所に急ぐ若者。 模擬試験会場へ行く中学生。 休日出勤のサラリーマン。 そして、とあるセミナー会場へ向かうおいら。。。 休日の朝の電車に乗っている人々は、みんな匿名の「乗客」でした。 その中に偶然居合わせた、匿名の医師。 遭遇した突然の事態に落ち着いて対処し、他人を介抱できるなんて、すばらしい。 他の職業の人にはできませんねぇ。 医師という職業に、改めて敬意を感じた次第です。