HIROCHOTIC WEB SITE

　えりちょの今夢中になっていることのひとつが恐竜。図鑑を買ってから恐竜や太古の動物や原人にとても興味を持っているが、図鑑の中に恐竜の骨の写真が載っていて、
「恐竜の骨を見てみたい。」と言うので、上野にある国立科学博物館に親子３人ででかけた。

えりちょのお気に入りの図鑑

　上野の森は想像よりも人がいっぱいでビックリ。博物館も家族連れがいっぱい来ていた。特別展で南極展を開催中なので行列ができていたけど、常設展の方もものすごい人の数。入場料が一般５００円で小学生以下が無料なら無理もない。

　とにかくえりちょが見たがっていた恐竜の骨を先に見に行った。恐竜の大きさって図鑑にも何十メートルなどと書かれてあるから想像はしていたものの、実際に骨格標本を目にするとその大きさに驚く。もちろん「これも恐竜？」ってくらい小さいのもある。展示されている数もいっぱいあるので、えりちょは見たい気持ちでドンドン先に行こうとする。
「見たがっていたんだから、ゆっくり見ようよ。後で『どうだったけ？』ってなっちゃうよ。」と言って落ち着かせた。

　別のフロアに行くと、そこもまた太古の動物の骨や化石。アンモナイトの化石に触れるところで、えりちょはペシペシと叩いてみていた。アンモナイトってオウムガイくらいの大きさかと思っていたら、直径１メートルくらいあるのを初めて知った。今まで見た化石って、真ん中の部分が残っていただけだったのだ。

　原人の頭蓋骨に肉付けした標本もある。ジャワ原人の顔を見て何かに似てると思ったら、お父ちゃんが
「シュレックってこんな顔してるよな。」って。そうだった。えりちょは
「耳が違うよ～。」って言ってたけど。

　他にも象の祖先というか、祖先から枝分かれした動物の骨格標本があって、ここでもえりちょはじっくり見ていた。図鑑でも何度も見ていたところだ。実際に大きさを実感できて、それだけでも見た甲斐がある。

　上の階の探検広場っていうところに行くと、小学生がいっぱい。夏休みの自由研究だろうか？発電機やいろんな装置を動かしてみるところに列がいっぱいできていた。えりちょも発電機をグルグル回して、電球を点灯させようとしていたら、横にいた小学生がワット数のスイッチを切り替えたりアドバイスしてくれたりして、なんとか点けることができた。
「スゴイ？」って得意そうなえりちょ。

　もうひとつ上の階の探検広場は、森のようになっていて動物のはく製が森の中にいる。子どもが下からもぐって入り頭を出して穴から覗けるようになっているところに、えりちょも並んで頭を出してすぐに戻って来た。
「どうだった？」と聞くと
「タヌキがいた。」って。

　全部を見てまわるには丸々１日かかってしまうほどの展示数。小学生になったらもう一度見せてあげたいと思った。えりちょは夜寝る前に、また図鑑を引っぱりだして、今日見たものをもう一度確認していた。余程面白かったんだろう。