カテゴリ:小説読書録
どうもこんにちは。HgNです。
今回は(一応)初めてということで、自己紹介をしたいと思います・・・・・・が、ほとんど推理小説のお話になると思いますので、我が友人のほとんどがついていけないかも知れません。ご了承下さい。 さて、どこから始めましょうか。 HgN、17歳の高校生。うんうん。友人どもはいわゆるオタク(少なくとも、私にはそう見える)が多い。うんうん。私はミステリ好きなだけで、マニアとか、そこまではいっていない、はず。古典とかまだまだですからね。推理作家では有栖川有栖氏を敬愛。師と仰いでいます(ミステリ書こうとかほとんど思ってないけど)。師の「双頭の悪魔」が一番好きな作品。 と、いきなりミステリに走ってしまったので、軌道修正。 趣味は、読書、そして時々音楽。音楽はコブクロ、絢香、スキマスイッチ、レミオロメン、YUIの曲をよく聞きます。読書は推理s(ryを。推理小説との出会いは、このミス大賞の「チーム・バチスタの栄光」を、なんとなく読んでみたのが始まりだっけ。いいや、「ダヴィンチ・コード」だっけ。まぁどっちでもいいけど、それらを読んでたら父が、それだったらこっちのほうが面白いと石持浅海氏の「扉は閉ざされたまま」と、綾辻行人氏の「十角館の殺人」を勧めて下さった。で、読んでみたら圧倒される。特に「十角館~」は驚愕した。それから、始め約四十ページがとてつもなくつまらないと評判の島田荘司氏の「占星術殺人事件」、先ほど紹介した「双頭の悪魔」、直木賞受賞の東野圭吾氏「容疑者Xの献身」等に感動し、ミステリーの世界にどっぷりつかる・・・・・・。と、いうわけか。 ・・・・・・あ、またミステリに走ってしまった。今度こそ軌道修正・・・・・・は、もう良いや。 ええと、ではさらっと、敬愛する有栖川先生の紹介を。彼の作品には二つのシリーズがあります。まずは、学生アリスシリーズおよび、江神次郎シリーズ。語り手「僕」が英都大学に通う有栖川有栖で、探偵役がその大学の推理小説研究会の先輩の江神さん。英都大学は、有栖川先生が通っていた同志社大学をモデルにしているそうで、もちろん京都が舞台です。が、長編の事件はミス研の仲間たちと旅行に行った先で起こるので、ほとんど京都は登場しません。ただ、短編は京都の事件のはず。まだ作品集としては書籍化されてないので、ほとんど読んだことありませんが・・・・・・。 作品は全部で五部作(長編が、ね。事件はそれぞれ別なので、どれから読んでもそれぞれの話に影響することはない。ただ、登場人物の秘密などが、順々に明らかになるだけ、と、思う)となる予定で、今は第四部にあたる「女王国の城」までが店頭に並んでいます。時代背景は平成元年~。これは第三部の「双頭の悪魔」が1990年代初めに書かれたのですが、それから最新作までに13年(だったかな)も、サボ(ry ・・・・・・ではなくて、もうひとつのシリーズなどの執筆に費やしていたためだと思う。ちなみに「女王国の城」は、去年の9月に書籍化され、2008年版「このミステリーがすごい」で、第三位に選ばれたりもしています。また、短編集は五部作が完結してから、出したいとか言ってたっけ。 この江神シリーズの長編の特徴は、純粋なフーダニット(犯人当て)であり、江神さんが純粋な論理によって事件を解決する点、主人公が大学生なので青春ミステリともいえる点、エラリー・クイーンに倣ってか、読者への挑戦がある点、すべての事件がクローズド・サークル(雪の山荘テーマとも。外界との連絡が取れなくなった場所での殺人事件。容疑者の限定、犯人と一緒し過ごす上でのサスペンス、科学的捜査の不介入が特徴)である点、等かな。あと、けっこうのんびりな感じ。でも解決編は圧巻。また、「双頭の悪魔」からは、アリスと、アリスの同級生でミス研のマドンナ(つまり唯一の女子部員)の有馬麻里亜が交互で語り手をします。僕=アリス、私=マリアとして物語が進みます。 この学生アリスシリーズに対し、もう一つのシリーズである、作家アリスシリーズ及び火村英生シリーズは、江神シリーズに対し幅が広いと思う。アリバイ崩し、密室、足跡のトリック、トラベルミステリなど、本格のなかでもいろいろなジャンルがあります。語り手は平凡なサラリーマン程度の年収の推理作家有栖川有栖。探偵役はアリスの大学時代からの友人で英都大学の犯罪学者の火村英生助(准)教授です。彼は犯罪社会学を教えていて、フィールドワークと称し実際の犯罪現場へ向かい捜査の手伝いをしています。それをアリスは臨床犯罪学者と呼んでいます。 この二つのシリーズの共通する特徴は、クイーンの影響が色濃いこと、ラストになんともいえないせつなさがあること、関西弁の量が多いことでしょう。私は昔、兵庫に住んでいたことがあったので、関西弁がなんとも懐かしく感じます。また、この事件の数々がおきる時代といえば、私が生まれた時代でもあります。その時代に起きる殺人事件の影に見え隠れする、切なさや悲しみ、作者の優しさがなんともいえないよさがあるのです。 と、ミステリ初心者が語ってみたわけですが、ちょっと長くなりすぎましたね。つまらない時間を過ごさせてしまってすみません。次回の「ミステリの話」からは、もっと興味をそそるような内容にしていきますので宜しく御願いします。 では、さようなら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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