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風景を憂う

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2006年06月21日
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カテゴリ:日記
先日、新聞記事にて「木陰が消える」という見出しで記事がありました。要するに、防犯上の理由から公園内の木を伐っていく、という内容でした。もう、「公園緑地」という言葉は死語になるかもしれません。

街中のみどりは、色々な理由でなくなってきています。開発行為はもちろんのこと、先に述べた安全・安心の面や庭および施行技術の向上による建築物の隙間の喪失で、ちょっとしたみどりがなくなっています。とはいえ、やたらとみどりを増やせばいいか、というとどうかな、とも思います。

都市再生の名のもとで作られた公開空地のみどりは、余りにも納まり良すぎて何となくテーマパーク的な雰囲気を感じてしまいますし、街路樹なんかも果たして何を期待して植樹したんだろう、と思うようなもの(剪定方法や植栽枡の形状などを見て)も多々あります。

みどりは言うまでもなく生き物なんだから、余りにもきれいに納まっていると違和感を感じるし、みどりを思うがままに利用しているんだ、という人間の傲慢さが見え隠れしたりして、ちょっと居心地が悪くなってしまいます。生きていることを感じさせてくれるようなみどりが増えるといいなー(写真は瓦の隙間から生えていた雑草)。

藤森流自然素材の使い方

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Last updated  2006年06月21日 20時14分04秒
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