またまた空けるよねえ・・・・・フェイドアウトかと思いました。
10日ほど前、私たち夫婦の恩人とも言える方が亡くなりました。
私たちは大学時代あるボランティア活動をしていましたが
特に主人は学生の指導に当たられるその方にとても影響を受けて、
卒業論文をその方の協力の下に書きました。
(ハンディキャップ児の指導についてのようなものだったと思います)
卒業してからもその方のお呼びがあれば協力させていただき
その方が長を勤める所の研修なども請け負っていましたし、
年に1・2回は2人で飲みにも言っていました。
私は活動がその人とは重ならず、直接指導を受けることはなかったのですが
主人を通してお話は聞いていました。
夏休みじゅう、学生を指導してずっとキャンプ場におられ
毎晩のように学生達を飲みに連れて行って人生を語られ、
葬儀は彼の指導を受けた元ボランティア達であふれかえり
棺はキャンプソングで送られました。
でも・・・・・
その方はあまりにお仕事を、学生達の育成を大切にしすぎて
私たちが卒業してしばらくした頃、離婚されました。
その前から息子さんはずっと家の中で暴れていて
主人は何度か相談にも乗り、おうちの中の穴ぼこ(暴れた跡)も見てきました。
その後息子さんも社会人になられ、
元奥さんが引き取られた2人の娘さんも社会人になり、
その方がいよいよ危ないと言うとき、久しぶりに顔を合わせて
きょうだいはお互い、顔がわからなかったそうです。
離婚された後、本当に憑かれたように学生の育成に取り組まれ、
酒量も増えられて、何度も体をこわされ
主人が言うにはまるで死に急ぐように不摂生の後の入院をくり返し
やっと還暦を迎えた時の訃報でした。
たくさんの大学生をボランティア活動を通じて育ててこられたことは
本当に素晴らしいことです。
入院されて、いよいよかと言うときには
その、元ボランティア達がシフトを組んで泊まり込みまでしたそうです。
でも、だからこそ、
自分の体を大切にして欲しかった。
ご家族が本当にお父さんを必要としていたときだけでも
おうちを優先させてあげて欲しかった。
子どもさん達は最後まで元学生達で溢れていたお通夜、葬儀をどう見ていたのかな。
早すぎる死を悼みつつ。