入学方法いろいろあれど
今日は主人の勤める大学の3月入試でした。主人の勤める大学は偏差値50~65くらいというところでしょうか。まあ、中堅女子大で、学部によっては結構評価が高く、国公立の滑り止めにもなっています。3月入試を受けると言うことは今まで私大の入試に失敗してきたとか、でも、浪人はできない!とか、結構追いつめられた子が多い。何度か、いろいろなパターンの入試監督をしてきた主人ですがいや~今日の入試にきていた受験生は今までで一番「しまって」いたそうです。必死で答案用紙に取り組む姿を見つつ、「苦しいだろうけれど君らのやっていることには意味があるんだよ!頑張れ!頑張れ!」オーラを送っていたそうです。私大は現在、いろいろな入試方法がありAO、学校推薦、自己推薦、センター利用、そしてまあ、昔ながらの一般入試。皆さんはご存じでしょうか。大学は「どういう入試方法で入ってきた生徒が、その後4年間でどのような軌跡をたどるか」を完璧に把握しているそうです。全ての生徒の成績その他がデータ化され、どういう入り方をした生徒の成績が伸びているか、ちゃんと分析もされています。当たり前のようですが一般入試、特にこの、ギリギリで入ってきた生徒は例年なかなか良い生徒が多いそうです。結構初志貫徹できず、心ならずも・・・という感じで入学してくる生徒も多いと思うのですが、やはり、大切な節目で修羅場をくぐって、家の事情その他で「腹をくくって」来る子達は強いそうです。逆に、推薦その他であまりにも早く入学の決まってしまった子は一般入試の生徒に比べて、やはり元々の成績も良くないし、一番伸びる時期にもう決まってしまっているわけですから、なかなか難しい子も多いようです。じゃあ、一般入試だけにしろよって思うけれど私大経営はなかなかそうも行かないのですよねえ。主人の大学はデータ分析の結果、AO入試はやめたそうですが。でも、私大の先生達って結構「この子どうやって入ってきたのかな」とか、見ているようです。友だちは大学附属の高校からの内部進学ですが「明らかに内部進学生は差別されている(=バカだと思われている)」と言ってました。先日息子の卒業式でも女の子が一人壇上で貧血を起こして倒れました。息子に、「あの子かわいそうやったね」というと、「あいつまだどっこも決まってへんからなあ。きっといっぱいいっぱいやってんで。」その話を聞いた主人が「ウチ来てくれたらいいのに」というと、「オタクを落ちたんですけど~~。」だって。どこか決まったかな。まだまだ受験期間は長いです。