テーマ:男の料理(241)
カテゴリ:男の料理
秋の農作業(稲刈り)も終わって木枯らしが吹く頃、油のたくさんのったガに飯のシーズンである。
というのが戦後昭和40年ぐらいまでの田舎の風物詩であった。 11月下旬頃の話である。 たっぷりと油ののった毛ガニ飯・・・新米がキラキラと山吹色に輝いて飯と漬物で3杯も飯が食えたものであったと先輩は懐かしがる ※当地ではカニのことを濁点読みでガニという(けっしてカニとは云わないのだ) さて今回はその「ガに飯」をメインとした3本立て料理教室であった。 1.川蟹の炊込みご飯 2, 蛸とキュウリの緑酢和え(5人前) 3.芋っこ汁(里芋) いつも調理方法は省略せざるを得ないが、1.のみ 抜粋しておきます。 1.蟹はタワシできれいに洗い、腹側の蓋を取いて甲羅をはぐり、エラを取り除く (爪の毛の中に虫が入っている恐れがあるのできれいに洗うこと) 蟹の身は左右2切れにする 2.人参とコンニャクは小さい角切れにする、コンニャクは軽くゆでて臭みを取る 3.米をきれいに洗って分量の水を入れ、野菜と出し昆布を加えて調味料で味付け、全体を 軽く混ぜ合わせる。 4.事前に処理した蟹を米の上から差し込んで炊き上げる 川蟹はゲンコツ大を一人一枚を目安とする。 炊き上がるまで2の「蛸とキュウリの緑酢和え」を実習した。 里芋の美味しい頃となった。会員宅で試し掘りして持参してくれたので豚肉、コンニャク、豆腐、シメジ、青ねぎ、出し汁で 芋っこ汁も作った そうしているうちに蟹飯が炊きあがった <いただきます> 来月は鮭の料理である、日野川にも近年鮭が遡上しだして来たという。 まだ関係者の間での研究材料として捕獲される他は捕獲が禁止されているが兎に角喜ばしいことである。 戦前はたくさんの鮭で村中が賑わったそうだ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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