カテゴリ:歳時記
師走の最初の日曜日なんですが本日「申上祭」の祭礼行事。
出雲、伯耆地方では盛んな行事であります。 わが自治会は年間を通じて3回の神事があります。 1回は1月5日(お陽待ち)・・・冬至後の一陽来復 2回は7月13日(船上神社祭)・・・・無病息災祈願 3回がこの申上祭です 一口にいえば「今年の豊年、家族安全」を氏神さんに感謝申し上げる祭礼であります 昔からの風習がいまだに残っていて、あちこちの集落でこの行事が行われています。 1月と7月の2回は当番さんが時間内(11時~正午)にお参りに来る人々にお神酒をもてなす程度で宮司さんは欠席です 10年前に盛大な遷宮をしてからは1年のうちせめて1回だけは宮司さんのお払いを受けようということになって今日に至っています ※写真を撮るなんて失礼かな・・と思いました・・1枚だけです。 撮影場所周辺には約30人の氏子が集って神妙にして座っています 平成の初期、長年お世話になった宮司さんも寄る年波で引退となってしまいました。 奇しくも前宮司さんのご親戚が神職を継承されていると聞きこの度の祭礼からお世話になることとなり血縁者宮司さん3代が我々氏子の禰宜(ねぎ)ということであって嬉しいことであります この日は3つの申上祭が予約されていて祝詞をあげるや次の地区にと行かれたようであります 御供え物は農産物を主体として奉納します。つまり大根、カブ、白菜、鯛?であります 例外としてお頭付き鯛は海産物なんですが異議を唱える氏子はいませんね鯛はその昔から縁起物で御供え物なんですから。 宮司さんの祝詞、玉串奉納は自治会長、農産(副)部長、祭礼当番さんがそれぞれ玉串奉典して氏子皆の衆がそれに続いて拍手を打って祭礼は終了いたしました。 祭りといえばまず「花火、お神輿ワッショイ!」の光景が浮かんでくるのではと思いますが、そんな賑やかな祭りではまったくありません。 私たちの集落は34戸、戦後60年以上も経過しているのに4,5戸増えただけですので農業を主体とした祭礼には意義を唱える人は誰もいません、出席率も90%以上です。 所要時間はお神酒を頂戴し簡単な料理を戴いて1時間ほどで終了です。 昔とちがって随分と寂しくなりました 若かった頃は宮司さんを囲んで一席を設け氏神さんのお供をしたものでありますが今の若者はあまり飲まないし地区の人に溶けようとしないのも不思議?です・・・・・ しかし、こんな古めかしい神事に「若者が出て来い」というのが無理かもしれませんね <追伸> 先日の男の料理でのソバ打ちの前段ですが・・・ 材料はソバ400g、つなぎ粉100g、水230gが適量です 1、ソバ粉、つなぎ粉を全量に水を入れないでよく調合する 2、混ぜあったら水をチョロチョロと満遍なく注ぐ 3、割り箸で水が行き届くようにかき混ぜる 4、仏様を拝むようにして両手でもむ 5、よく馴染んだら全てをかき混ぜソフトボール状に何回もこねる(約300回) 6、硬かったら少し差し水をしながらこねあげる 7、艶が出て、硬さが耳たぶ位になったら前段は完了です お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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