カテゴリ:歳時記
毎年12月の日曜日が申上(もうしあげ)祭となっていますが今年は先日の日曜日に行われました。
祭りといっても「笛や太鼓の」賑やかなお祭りとは全く縁のないただただ 今年一年の「農産物の収穫お礼、家内安全」の儀式として約1時間程度の神事なのです。 出雲、伯耆地方では昔からこの祭典は継続しているようで宮司さんはこの時期11月中~は東奔西走で大忙しだそうです お寺さんはそうまでもないにしろ宮司の後継者不足で彼方此方の地区から依頼されるらしい。 祭典はAM11時開式ですが宮司さんは既に1集落は済ませてしまって我々の地区が2番目でした。 式典はお篭り堂(6坪)の中で行います、出席率80%です。 宮司さんは烏帽子、装束も凛々しく太鼓を叩いて開式宣言です 次は祝詞、お払いを受けます 「此処に出でましたる村人たちの健やかなる・・・(中略)・・禍いなく穢れなく、息災にて・・(後略)・・神の御前にてかしこみ、かしこみ申し候」 お払い後5人の代表が次々と玉串奉典をします。 厳粛な式典でフラッシュは禁物です(カメラさえも) 自治会長、農産班長・・・・5番目は当番さんです。 宮司さんから玉串を頂戴し一礼して神殿に供えるのですが玉串の方向を誤ったり「2礼2拍1礼」を間違えると思わず周囲からクスッと苦笑がおきるものですから私も大真面目です 参列者もその代表者に合わせて拍手(かしわで)を打つ習慣ですのでオレ流でやったりしてはですね 間をおいてゆっくりと動作を行うのがコツのようです 後は「なおらい」と言ってお神酒と肴を頂戴して懇談会となって終了です。 此処は暖房等空調設備はありません(電気も無し)から皆さん早めに切り上げて解散です。 この境内は1月前に杉木2本の倒木、大掃除をやったところで一層感銘が深かったです。 作業日に欠席だった方は明るくなった境内にビックリ、役目柄宮司さんのお相手をしたのですが樹齢150年杉といったら大変驚かれていた様子です 帰宅したら思わずウトウトして目が覚めて外に出ると真っ白な大山がよく見えていました また寒波が入って来たようで寒暖の差が交互にやってきます、風邪に用心して多忙な年末を過ごしたいものですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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