カテゴリ:歳時記
台風一過で秋空が広がると思いきや、北の山間部では初雪の便り・・・とか?
今年の秋は先週の台風、そして先般も台風とで週末にやってくるので、イベント行事の世話人さんたちのは難義のことだろうと思います。 ーーーーーーーーーーーー 我が家は最近は干し柿作業の最中です。 渋柿の種類は「西条柿」で西日本は昔からこの品種で渋抜き、干し柿を作ってきたと思われます。 近年まではどこの農家の行っても大抵は1,2本のこの渋柿が天高く伸びていました。 食糧難の子供時代に竹の先端を20㎝程度縦割りにして鋏を操って柿取りをしたものです。 ところがいつか飽食の時代となって、見向きもしない時代となり「食いもしないのにジャマだ!」 と大抵の方が処分されたのではないかと思います。 それに代わって庭づくり、花壇つくり、家庭菜園等用地の使い方は様々です。 我が家はマイカーの進入路となって邪魔なので切断したのですが、周辺が空地のためその代わりを植えておいたのが近年になって成り出してきました。 ーーーーーーーーーーー 渋抜き工程は簡単です。厚いナイロン袋に10㎏程度入れてそのなかにドライアイスを仕入れ密閉しておけば4日程度で仕上がります。 ガスが昇華? する最初の晩は相当な内圧となってパンパンに膨れ上がり結んだ箇所が千切れるばかりの圧力が掛かっています。 しかし、数年たって気が付いたのですがドライアイスを入れた直後に掃除機の逆を使用して出来得る限り空気を抜いて袋を締め付けておけばそんなにパンパンにはなりません。 当初はパンパンになってその圧力が渋柿に強制的に注入されて渋抜きが完成できるのでは? と思ったのですが、結果として「その考えは間違い」であることが解りました。 理由は解りません、結果的にはこの方法で「渋抜きが完成」しているのです 笑い話となりますが、2,3日目からは圧力も下がってあれだけのものが頼りなげにクシャンとなっているので、30kgの米俵を乗せて少しでも圧力をかけてやろうと頑張った頃がおかしいです。 ーーーーーーーーーーー 今回のUPは渋抜きの方法でなく、干し柿製法です。 この方法が前者よりも困難です。 干し柿とは名前通り「ひとつずつ、皮むきして適当な間隔に細縄に挟んで天日干し」を約2,3週間行います。 その前半に天候不順にでも遭遇したら、カビが一斉にわいてしまったら一巻の終わりです、またそうでなくても好天に目掛けてハエが何処からともなく寄ってきてこれも台無しです。 なので、時期到来!と10つき早々に行っても失敗が多いのです。 詳しくは解りませんが、気温が20度を割った頃からが仕事始めでしょうか? ーーーーーーーーー 近年ではこのような天候不順に左右されないように専門の「干し柿乾燥機」が出回っているそうですね。 しかし、それは営業用としてでしょうからねえ・・・・・折角手塩にかけて作業したのにパーになるのも嫌ですね。 昔から先人の知恵として山間部では11月になってからこの作業を行うような晩性の渋柿を栽培されているとも聞きます。 気温が下がり終日、北風が吹いておれば災いはない筈、しかも陽光に日焼けしない美肌物が完成する事間違いがないようです。 ーーーーーーーーーーーーー <今年も満開>次々と半月は楽しめそうです。 <近寄って>こんなものにまで、追肥、消毒をしてやるのですよ(笑) 球根部には猛毒!なので手袋で移植作業を行います、それを餌とする昆虫もいるなんて自然界はなんとも不思議ですね。 思いつくまま、柿談義をさせていただきました。 最後までお付き合いありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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