アントレプレナー塾長　「大人の探検隊日誌」　夢のソーシャル・アントレプレナー　　　　　　　　　　　　

高崎へ日帰りの出張が入った。

　14時までに現地に入ればよい。

　朝のうちに仕事を片付け、東京駅に急ぐ。

　出張のひとつの楽しみは駅弁である。


　私の最も好きな駅弁は米沢駅の「牛肉ど真中弁当」である。


　米沢牛をしょうゆとみりんの甘辛ダレでじっくり煮込んだ
　牛肉の時雨煮が所狭しとぎっしり詰まっている。

　ご飯がまったく見えない。端には挽肉煮が詰まっている。

　この弁当は文句なく美味い。翌日になっても美味いのだ。
　味がしっかりついているので、お酒と一緒にやるとたまらない。

　山形方面の出張の際には米沢を過ぎたら社内販売のワゴンを探し
　必ず二個買う。一個は家に帰ってから食べるのである。

　なんとそのど真中弁当が米沢に行かなくても帰るようになった。

　東京駅の地下のグランスタに入っている「駅弁屋　極」にあるのだ。
　ここは他に、岩手一関の「前沢牛めし」や八戸の「海鮮丼弁当」、高崎だるま弁当
　などが並んでいる。

　もちろん、ど真中弁当とお茶を買って新幹線に乗り込んだ。

　なんとも旨い。お腹が朽ちて眠くなった。
　うとうとと気持ちがいい。

　ふと気がつくと、そこはもう越後湯沢。

　飛び降りた。あああ、目の前が真っ暗・・・・

　美味しい話には気をつけましょう。