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テーマ:■今日のシアワセ■(578)
カテゴリ:読書
秋の夜長、もう一冊おすすめ新刊本を紹介しよう。 アントレプレナーセンター所長の福島正伸さんの最新刊である。 書名は「仕事が夢と感動であふれる5つの物語」
最近、歳のせいか涙腺が弱くなった。
どうも感動系の話にすぐに涙腺が反応する。 この本も福島さんが感動したとっておきの5つの物語が収められている。
人前で読まないほうがいい本である。 私も不覚にもバスの中で読んでいたら、らやれた。涙が出てしまった。 泣ける本である。
例えば日本一のぱぱ。
あるパパの話である。 ラーメン屋を独立開店した。 評判がよく、すぐに支店を二店だした。 はじめての子供も生まれ、まさに順風満帆。
しかし次第に客足が遠のいていった。 頑張るもついに赤字。しかもとうとう月に150万円を超えた。 あせればあせるほど客足は遠のいた。
くたくたに疲れて夜中に帰る毎日。 子供と妻が寝ている寝床に倒れこむ。 いつも妻が「お疲れさん、ぱぱ」と声を掛けてくれる。 夫はただうなづくばかり。
悔しかった。
生まれたばかりの子供の健やかな顔を見ると今の苦しい状況を何も言えない。 ただがむしゃらに働くしかない。しかし悪循環。
ある日夜中に帰ると赤ちゃんが起きてしまった。 赤ちゃんは自分の顔を見ると盛んになにかフニャフニャ言っている。
何を言っているのであろう。 言葉を覚えたたてである。 ・・・・・・ぱぱと言ってるらしい。 よく耳をすますと、に・ほ・ん・い・ち・のぱぱ・・・。
涙がとどめもなく出た。 ただただ妻と抱き合って泣いた。
翌日、全従業員を集めた。 そして彼はこうきりだした。 私は決めました。以前のようにお客でごった返すお店にします。
でもどうやってやるのですか。 それはわかりません。 日本一のラーメン屋にする。そのために何をやればいいかみんな教えてください。 それをひとつづづやっていきましょう。
毎日毎日、いいと思うことを実行していった。 メニューも工夫していった。 お客が戻ってきた。
でもどうして赤ちゃんがあんなことを言ったのだろうか。
子育てしかできない妻が、いつも夫に心の中で感謝し、 こどもにあなたのぱぱは日本一といつも言っていたのだ。
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