|
テーマ:■今日のシアワセ■(578)
カテゴリ:お酒
鎌倉の小町通を十数年ぶりで歩いた。 若い時分は妻とよく鎌倉のお寺めぐりをした。 小町通は、御菓子屋、団子屋、古着屋、カフェ、お洒落な飲食店の連続。 人人人の大賑わい。老若男女そして外人客・・・。
ところが折角の日曜日に雨が降ってきた。
実をいうとこの日は11人で鎌倉での花見なのだ。 11時半、鎌倉東口集合。1時間も早くついてしまったのだ。
昔の勉強仲間である。 東大のマーケティングフォーラムでの16,7年前からの仲間達である。 凄い雨で花見は中止。早速、食事どころに連れて行ってもらう。
小町通りの奥まったところの右側の路地裏にそこの店はあった。
棒寿司と地魚の握りと鎌倉野菜。 寿司屋 「kamakura yosizaki」と言う。知る人ぞしる店である。
店内は明るい。洋風の塗り白壁。古民家家具がさりげなく置かれている。 L字型のカウンター。そして11人用にしつらえたテーブル席。シンプルだ。
ジャズが流れる。カウンターには「村尾」と「佐藤」の芋焼酎の一升瓶。 これは期待できる店だ。さすがに地元の通が案内してくれた店だけはある。
最初は、地元ほうれん草のスープ。木べらで食すが旨い。 お次は地の物の野菜サラダ。鯵の南蛮揚げが乗っている。
11人の話題はまずは、地域によって右か左か。 東京は左に並ぶ。大阪は右。では名古屋は。
意見は分かれたが、真ん中だろうといことで一件落着。 博多はバラバラに並ぶとのこと。 ベトナムは並ぶ概念もないと言う。
お次は車の割り込み。 イタリアは無秩序だが、それなりの秩序があるという。
ここでひとりが持参した清酒が出る。 愛知の半田で妹さんが造り酒屋に嫁いだ。気張って造っていたが、 杜氏が辞めてしまい、ついに昨年最後に仕込んだ酒だという。
名前がいい。「初夢桜」。原酒と大吟醸の四合壜。 真昼間からの酒は美味い。
ガラスの皿に地の握りの登場。 まずはコハダ、イカ、いなだ。どれも仕事がしてある。程よいたれ。 イヤー最高。久々に至福の寿司。
話はコミュニケーションの将来。 なにしろ、ITの研究所の先端研究者もいる。常に技術の先を予見する。 その彼が、中三の娘には携帯を持たしていない。クラスではただひとり。
勉強仲間は、自動車関係が3人、航空関係が一人、研究者が一人、 ファッションシンクタンクのマーケター、コピーライター、そして味にうるさい食品関係。 皆、ブランドやマーケティングの使い手である。
その味にうるさい三人がうなった。 お次にでてきた、備前の器に盛られた寿司握り5品。 玉子、マグロの漬け、金目鯛、太刀魚、穴子。
いやーもう最高。 もう、この店はこの辺にして、ワインを買って、鎌倉令夫人の大邸宅へ。 これがまた凄かった。
花見より、ワインである。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[お酒] カテゴリの最新記事
|