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カテゴリ:出張の達人
若いとき、私は京都に3年間住んでいたことがある。 最初は桂、後に今出川の同志社大学の近くに住んだ。 だから今でも京都の地理は大体分かる。
土日は寺めぐりをしていたので、百ヶ寺以上は拝観した。 だから桜や紅葉の穴場はよく知っている。
先斗町や祇園の御茶屋も少しは知っている。 島原や上七軒も時々通った。
食べ物屋やBarは古い店ならかなりよく知っている。 そんな私が京都の銭湯のことはまったく知らない。
そこで今回調べてみると、結構古い銭湯が街中に残っている。
私は食に興味があるので、京都に入ると必ず朝早く起きて、錦市場の 食材をチェックする。
なんと錦市場から歩いていける距離に3つの銭湯があった。 一番近いのが、「錦湯」である。堺町四条上ガル東入る。
ここはレトロだ。歴史を感じさせる三階建ての旅館風の木造建築。 脱衣籠も飴色の柳行李である。今時珍しい。
中はタイル張り。高い天井。深い湯船。 いくつかに区切られ、立ち湯、ジェット湯、薬湯、電気風呂。 お湯の出口は鯉の口、ライオンなど大正レトロである。
うーん、いい湯だ。気がつくと24時。外は雨。 ああホテルに早く帰らなくっちゃ。
京都、京都、新大阪の三連荘の出張。寝るだけだが、京都は心が安らぐ。
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