カテゴリ:千葉
奇妙な縁を感じる時がある。
今月1日、浅草の「神谷バー」を訪れた。 21日にはラストエンペラーの弟、愛新覚羅溥傑が新婚時代を過ごした「千葉市ゆかりの家」(稲毛)を訪れたのだが、その際、近くに初代神谷伝兵衛の別荘があることを知った。 この神谷伝兵衛こそ、「神谷バー」を作り、「電気ブラン」を広めた日本のワイン王なのだ。 稲毛海岸(現在は埋め立て地)は千葉県最初の海水浴場。いまは東京のベッドタウンの稲毛だが、大正、昭和にかけては避暑地として人気があり、東京に住むハイクラスな人々の別荘が建ち並んでいた。 溥傑が住んでいた家も、元は水飴商「笹屋」を営んでいた東京市神田区・鈴木家のものだった、ということだ。 僕の中で「浅草・神谷バー」「ラストエンペラーの弟」「稲毛」という3つのキーワードが見事につながった。 これって、ちょっとした感動だったりする。分かります? こうなれば、伝兵衛の別荘を訪ねないわけにはいかないよなぁ。 駅の自転車置き場までジョグ。そこからクロスバイクに乗ったのだけど、溥傑の家の時同様、少し迷った(汗)。 正式名称は「旧神谷伝兵衛稲毛別荘」(大正7年竣工)という。 権威主義的に言うと(笑)、国登録有形文化財。しかし、そんなことを言わなくても、写真を見てもらえれば、一見の価値が十分あることを分かってもらえると思う。しかも入場無料。 内部も撮影可能ということだったので、遠慮なく撮らせてもらった。1階部分は本格的な洋室。 2階はガラリと変わって和室。 数奇屋風の造りで細部にも意匠を凝らしている。左に見えるのはブドウの大木による柱で、天井は釘を一切使わない竹格子とし、部屋全体をブドウ棚に見立てている。 僕も隠れ家の前にぶどう棚をしつらえている。これも何かの縁か(笑)。ちなみに、こちらは僕のブドウ棚。 地元のことは知っているようで、案外知らないもの。 「ディスカバリー近所」。カメラを持ってのご近所探訪。これはクセになりますよ。 よかったら、稲毛にもお越しください。 旧神谷伝兵衛稲毛別荘 稲毛区稲毛1-8-35 京成千葉線・京成稲毛駅下車徒歩10分 開館時間 展示室 午前9時~午後5時15分 制作室 午前9時~午後9時 休館日 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日) 年末年始(12月29日~1月3日) 本気で行きたい人は公式HPで確認を。 ※大きな画像は旧神谷伝兵衛稲毛別荘にまとめました。 写真はCaplio GX100で撮影。 《新品》RICOH Caplio GX100 VFキット Map価格 59,810円 (税込 62,800 円) 去年の日記は? 2006/06/23 ミニトマト収穫しました お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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